雨が雪に変わって、この天気でユキ子さんと日本食レストランに行った。今日はおすしを食べようと思い、注文。カリフォルニア巻きもついていたので、これは梨奈ちゃんが食べるな、と思ったら、6つのうち5つも手づかみで食べていった。 ユキ子さんに「いつもおすしを注文しますね」といって笑って、それは、自分のうちで用意できないものを食べるんですね、と付け加えていた。そうなのである。なぜ日本人はおすしがすきなんだろう?
帰り道では、道路が渋滞していて、どうしてだろう?と思ったら、この雪でどうもスリップしたらしく、車が反対方向に向いて、道路の脇にある芝生のところに滑っていたのだった。雪が積もってるので、自力では無理で、AAA(日本のJAFのようなもの)から呼ばれたトラックとパトカーが来ていた。また、違うところでも自力では戻れない車がトラックの助けを受けていた。今日の雪は水っぽいので、道路がびちゃびちゃになっていて、道路の状態がとても悪い。
おすしを食べて、お味噌汁もおいしかったので、まあまあ機嫌よく帰ってきた。
今日の郵便にはフロリダの大学の教授だったナム先生から手紙が来ていた。ナム先生は私が入った年に定年退職されて、そのパーティーでお会いしたのが初めてだった。とても教え子を大事にされる先生で、私は授業を受けたことがないし、面識がないのに、「パーティーに来てくれてありがとう」とお礼をいわれるぐらい、とても気さくな先生だ。ご夫人がタラハシーのコミュニティーカレッジ(2年制)で教えておられてて、他の日本人の学生がご夫人のクラスを受けたことがある、とわかって、一度、先生のお宅におすしとてんぷらを持ってお邪魔したことがあった。また、その学生が日本に帰るというので、先生とご夫人が市内のフランス料理のレストランで、一緒に食べようと言うので、私もご一緒したことがあった。 先生は夫人のことを「ミセス・ナム」と呼ばれていた。とても夫人のことを尊敬しているようだった。 しかし、その時にはご夫人は何かの病気で、具合が悪い時もあったようだった。
先生から受け取った手紙にはこのように書かれていた。
「ボブ(司書だった人)から住所を聞いたところです。悲しいお知らせをしなければなりません。ミセス・ナムが2、3週間前に亡くなりました。具合が悪い時もありましたが、ここ数ヶ月で健康状態が悪くなりました。 彼女がいなくてとても寂しいです。TCC(コミュニティーカレッジの名前)にいた学生に伝えてください。 (略) チャールズ B. ナム 」
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