ざっつ青春。
わたしの高校が来年の3月で無くなってしまう。 市内の高校と合併して、名前が変わってしまうのだ。 わたしの青春時代(きゃー)が名前とともに消えうせてしまうような感覚。 ひとつの時代が終わってしまったような感覚。寂しいなぁ…。
この週末、高校の同級生が札幌から遊びに来てたのデス。 目的は高校の吹奏楽定期演奏会を観に来ること。 東高校として最後の定期演奏会だからね。あ、わたし昔は吹奏楽部でしてね。 クラリネットなんて「ぷおー」と吹いていたわけですよ。
わたしたちの時代は定演もあまり混んでいなかったので、タカをくくって いたら、ものすごい混みようだった。えー!アイドルでも来るの?って感じ。 チケットさえ買っていなかったわたしたちは大わらわ(笑)
かなり後ろのほうに陣取り、開演を待つ。 後輩や先輩がたっくさん来てた!もう高校卒業して20年もたつのに。
同い年のE名、Kーちゃん、1コ下の女子軍団(ほぼ全員)、K村先輩、 トランペットのプロになったF田先輩、ホルンのE本先輩、フルートのN野先輩。 市民会館ほぼ満杯のお客さんの中で、すぐにこれだけ発見できた。
「先輩!」と呼ばれたのも久し振り。(呼んだのも久し振りだった!) 一気に高校生に戻る。みんなそれなりに年をとっていたけれど(笑)
そして開演。
私たちの時代に揃えた赤いブレザーは健在。 顧問稲満(イナマン)は、禿げていた。えーーーー!@@
びっくりしたのも束の間、いきなりアカペラの校歌斉唱! みっちゃん、それだけで涙ダーダー(T_T) わたしたちが歌ってた校歌(吹奏楽部は、ときに合唱部にもなるのだ)が そのままのアレンジで、3番まで。 3列前の男性が、眼鏡を取って号泣してた。きっとOBに違いない。 この校歌も無くなってしまうのだなぁと思ったら、また泣けた。
演奏はやはり高校生。でもみんな必死に頑張ってた。 夏はピッチがあがるからね、音合わないよね、頑張って、頑張って! あ、リードミス!乗り切れ、頑張れ! トランペット、もっと自信持って!頑張って! ハラハラしながらも、微笑ましく観た。 時代は変わっても、音楽を愛する気持ちってのは変わらないもんだなぁと。
3部にはわたしたちの2コ上のI部さんが指揮だった。 わー、I部さんも禿げてる!深々と礼しないほうがいいって!わー! 現役の演出はすごいものがあった。よくアレ、練習したよなぁ。 エラい、エラい! 最後に稲満へのサプライズ企画があり、部員たちがこっそり練習したという 感謝の歌をプレゼント。これがまたあまりに良くて、おいらたち号泣。 稲満は部員たちに愛されていた。あの稲満がっ!(笑) きっと年とともに丸くなったんだろう。 ラストはあのお決まりのマーチだった。変わってないなぁ。 アレ、口笛がうまく吹けなかったんだよなー。ねー?
演奏会も無事に終わり、舞台裏へ挨拶をしに行く。 忘れられているかと思ったら、覚えていてくれた。名前はすぐには出て こなかったけれど、「あー、○○病院の!」と職場まで。 稲満も嬉しそうだった。 当時、相当おじさんだと思ってた稲満は、今の私たちと同じぐらいの年 だったんだなぁ。ん〜、感慨深すぎる。
青春プレイパックな一夜だった。
どうしてあんなに頑張れたんだろう、あの頃。 毎日の朝練、夏休みだって、最後の1日しかなかった。 でも今思い返してみれば、楽しかったんだなぁ。最高に。
その後は、友人とダイニングバーへ。そしてまた青春を熱く語ったのだった。 いい夜でした。青春バンザイ。
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