comfortable diary



打ち上げちゃった。

前の日寝たのは4時を過ぎていたのに、えらい爽やかに眼が覚めた。
打ち上げだ!今日は飲むんだ!うおおおおお!仕事も炎のごとくこなし、会場へ
向かう。私が会場に着いた頃には、撮影部隊はもうすっかり席についていた。
「これから編集作業に入るわけですが、本当にとてもいい作品になる自信が僕に
はあります!」という監督の挨拶&乾杯で宴が始まる。本当に嬉しそうだ!
監督、主演の小山田さん、脚本の鵜野幸恵さんにそれぞれ花束を渡し、挨拶を
ちょうだいする。

監督始め、こんなに自分達の街を褒めてもらったことがあっただろうか?
「函館は俺に任せろ。監督は洗濯機でいいから」という絶妙なギャグを飛ばし
つつも、地元スタッフに喝を入れてくださった美術の小沢さん。
「僕の目には素晴らしい函館が映っています」と撮影の上野さん。
「函館の雰囲気もちゃんと撮ることができました」と録音の伊藤さん。
「オー・ド・ヴィはたくさんの神さまに守られていた」と助監督の阿部さん。
本当に本当にどの言葉も胸を打った。プロの方々のあの自信に満ち溢れた言葉は
「オー・ド・ヴィ」が想像を超えた素晴らしい作品になる予感を感じずにはいら
れない。絶対にこの作品はじわりじわりと人の心に染みを作り続けるんだろう…。

普段はキリリとした方々のお酒の入った真っ赤な顔や、ちょっと恐い…と思って
いた方のとてつもなく優しい表情や(しかもありがとうとお礼まで言われて恐縮
してしまう^^;)、ハジケきった皆さんの表情が妙に心地よく、私も美味しいお酒
が飲めました。久し振りのお酒で少々酔いの周りが早いのを除いては順調、順調!

しばらくして監督が近くにやって来て、ちょっと話していると何時の間にやら
潰れていた(笑) きっと自分がどんな状態で寝ているのかは絶対にわかっていない
だろうと確信できる見事な潰れっぷり。さっき日本酒飲んでたもんなぁ・・・。
あぐらをかいて寝ていたはずが、コテって横になり隣の女性の膝枕で寝始めた。
うわ、かわいい…。彼の外した眼鏡をこっそりかけてみて写真を撮ってしまった
のはアタシです。ごめんね、監督(*^-^*)
そうそう、そういえばその席で、私は監督に写真を撮ってもらったのだ!
監督が私にカメラを向け激写!うわー、宝物!キレイに写っていますように…。
間違ってもシワだらけはいやっ!私らしく写っていますように…。

美術の小沢さんといろいろな話をしていて、号泣する。「オー・ド・ヴィ」は
ここにいる全員で作ったんだって力説してくれる。私もその一員だって言って
下さる。有り難くて、嬉しくて、そして淋しくてがんがん流れる涙。
(もう随分酔っている証拠だわ^^;)
助監督の阿部さんは非常にナイスガイ。年齢当てクイズとかみんなでしてた(笑)
最後に写真を一緒に撮ってもらう。感謝の言葉を弾丸のように浴びせていたら、
「ありがとう!」って抱きしめてくれた。感動(T_T)

宴もたけなわ。バスがきたので、一部のスタッフはホテルに帰り、残った人数で
また飲みにでかける。もちろん場所は「g」。
またもやそこで皆さんが気を遣ってくれ、私を監督の隣まで連れて行ってくれた。
でも実はアタシ、一昨日からあまりのラブラブ光線だしまくりで、少し反省して
いたのだ。相手のことも考えず自分のラブラブビームを放射しまくれば、大体は
ヒクよなぁ…。それでいてまた隣なんかに座っちゃったら、あまりにアレぢゃ
ありません…?

でも監督はそんなことお構いなしって感じで、今回は特別にたくさんの話を聞け
た。周りがみんな撃沈状態だったので、アタシと監督2人だけで1時間以上はお話
できた気がする。監督といるといつも緊張して、すっとぼけたことしか言えてな
かったアタシが、初めてリラックスしてお話できた記念すべき日だった。
敬語のオンパレードも抜きにして、ちょっと上の仲良しの先輩とお話している
ような気持ちになれた。聞きにくいこともたくさんきいた(笑)
例えば奥さんとの馴れ初めとか、好きな作品ベスト3とか。
でもこれは監督との大事な会話だったので、私のココロに鍵をかけてしまって
おきます。聞いても誰にも教えてあげないよ(笑)←自己満足(*^^*ゞ

監督がまた潰れた。そろそろ寝せてあげたいなぁ…。相当疲れているんだろうなぁ。
私もいい酔いだった。心地よい酔いだった〜。
みんなが一斉に腰を上げた。さぁ打ち上げも終わったぞ。
監督が起き、ジャケットを着て、立ち上がった。監督はいつものあの笑顔。
ミチヨはなんだか勝手に身体が動いちゃって、監督の首に手を回す。
監督も抱き返してくれた。「ありがとう、ありがとう!すっごく楽しかった!」
って呟いていたような気がする。ココロからの言葉だった。

外にでて監督を見送る。一緒に帰りたかったなぁ。←思い上がりにもホドが…^^;
それぞれに別れて手を振る。歩き出したらまた泣けてきた。
本当に終わってしまったって思った。太田さんに慰められながら、大門を泣きな
がら歩く。明日からぽっかりと空白の時間ができるんだって思ったら、悲しく
なった。…時間じゃない。心に空白ができるのが恐いんだ、きっと…。

街には枯葉がカサカサと舞っていた。
今年はもう紅葉は終わったんだっけ?そういうことに気付く間もなく、あっという
間に過ぎ去った10月。あ〜、そっか11月はその隙間を徐々に埋めていゆけばいい
んだね。そうだよね。

さー、明日からまた残業だ!くよくよしないでがんばるぞー!

2001年10月30日(火)




Skin by Simple*junkie
Thanks! Maniackers Design