comfortable diary



炊き出し隊、今日も出陣。

怒涛の一週間が終わりました。そしてまた明日から新しい一週間。
人間、充実してると本当に時間の経つのが遅く感じます。
1日1日がとても長いの。(でもそれは実はとても疲れます^^;)
さぼってた間のロケ日記、いっぺんに書き連ねます。ついて来いよ〜。

Oct.18(Thu.)
仕事を終え、ロケ下現場に直行。本日の献立はラーメン!
そのラーメンもそんじょそこらのラーメンとはちょっと違う。鶏がら、とんこつを
煮込み灰汁をとり、時間をかけてゆっくり作った特製スープだ。これはアツアツを
食べていただきたいっ。みんなで知恵を絞り、どうやったら一番美味しい状態で
出せるかを検討する。手順も決まったところで問題発生!
プロパンガスがなくなったのだ!熱いスープが冷めてしまう!ガスコンロは2台。
だけどスープはでっかい寸胴鍋なのでガスコンロだと支えきれない。
どうしよう?いろいろな人に連絡をとり、予備のプロパンの在処をやっと発見する
も、車で10分くらいの場所においてあるという。食事開始は次のシーンのOKが
でたらすぐ。急げ!急ぐんだーーーー!
ほんのタッチの差でプロパンも間に合い、みなさんに美味しいところを食べて
いただけた。皆さんとても喜んでくれて疲れも吹っ飛ぶ。
その後次の日の仕込みのため、モーリエに移動。Pm11:30くらいまで仕事する。
心地よい疲れ。

Oct.19(Fri.)
相馬倉庫にて仕出し。その前にセットを覗きにいく。
うわーーー!うわーーーーーー!これがあのボロボロの倉庫かい?
見事に順三郎の経営するお店の店構えになっているじゃないかっ!しかもしかも!
素晴らしい!想像以上!何十倍も想像以上!くぅぅぅぅ(>_<)
しかもそれだけじゃない!倉庫の横手に回ると、ぎゃーーーーーーーーー!
これはもう映像を観てもらうしかないぃ!すげー、すげーよ!
監督がにこやかにやってきた。思わず親指を突き出さずにはいられない!
「グーですよ!素晴らしい!」…もっと他の言い方はできんのか…(泣)
監督もちょっと満足げな様子。そりゃそうでしょう!もう溜め息がでちゃう。
きっと映画で観る人は、これは本当にある店だと絶対に思うに違いない。
でもこれは正真正銘の作り物なのだ。映画ってこういうもんなんだ。観客には絶対
にわからないけれど、たくさんの仕掛け。たくさんのチカラ。たくさんの労力。
美術さんに拍手を送らずにはいられない。本当に素晴らしいのよぉぉ(T_T)

倉庫のすぐ側の喫茶店で調理したり、そしてそこが俳優さんたちの控え室にもなる。
主演の小山田さんと函館の美味しいもの、アイスクリームの話で多いに盛り上がる。
ついでといっちゃーなんだけど、写真も一緒にとってもらう。
画像をみてぶっ飛んだ!顔ちいさーいっ!アタシの顔シワだらけーーーー!
デジカメを床に叩き付けたくなりました…。マジで。誰にも見せられません…。

そこに岸谷さん登場。いきなり洋服を脱ぎ始めてドギマギする。純情なアタシ。
食事後スタンバイまでの間、いろいろオハナシする。手作りクッキーを持ってきた
子がいて、みんなでご賞味。岸谷さんも「うまそーーー!」って言って、クッキー
を半分にパキって折ってパクリ。あとの残りを炊き出し隊のなかで争奪戦になる(笑)
ロケは深夜までに及び、明日のことも考えて12時くらいに失礼する。

Oct.20(Sat.)
仕事を終了後、講習会に出席。そのあと炊き出しに向かう。
本日のメニューはイクラと鮭の親子丼!合計8キロのイクラをふんだんに乗っけ盛り!
スタッフの間から「すごーーーい!」との声が漏れる。だって本当に凄いんだもん。
地元でもあんなの食べられないよ(笑)
戸井町のロケ現場では家を丸ごと借りて撮影。その家がまた素晴らしくイメージに
あった作りなのだ!溜め息が出ちゃうくらい想像どおり。素晴らしい!
鰐淵さんにもにっこり微笑んでいただいて、腰がくだけそうになる(笑)

食事も終わりに近づいた頃、撮影の上野さん発見。
前からどうしても聞きたかったことを聞いてみる。
「月とキャベツ」での草から舐めるように、踊るヒバナを撮っていたシーンの撮影
方法。とても躍動感があって、私の好きなシーンのひとつでもあるあの撮影の仕方。
とても丁寧に説明して下さる。「草の上の仕事」でもはやテスト的に使っていた
手法であること。とても重かったということ。そして「月の表情がとても豊かで、
感激した」と伝えたら、その苦労した点、夜中に監督から電話で「月がでている!」
と連絡が入ったこと、そして「最後の月が印象的でした」って言ったら、あれは
実は違うシーンで使うはずだったことなどなど、裏話をたくさん聞けたーー!
とてもとても感激して、今度ゆっくり伺いたいデス!と直談判(笑)
OKをとりつける。やったーーー!!

Oct.21(Sun.)
映画祭の仕事を終えたあと、炊き出しに向かう。本日はシチュー!
しかもこれもまたそんじょそこらのシチューとは違う。一手間も二手間もかけて
素晴らしく美味しいものになった。ホワイトソースを2回にわけて、濾しながら
入れるなんてなんて贅沢なのっ!もうめちゃうまですよ。
現場で焦げ付かないようにトロトロとかき回しているうちに、どんどん煮詰まって
きて、しょっぱくなってきた。これはいかん!しかもまだまだ撮影は続いている!
大急ぎで車を出動し、牛乳を調達しに走る!食事の時間まで間に合うのか??
焦っているからまた道を間違えて通り過ぎてしまった(T_T)←方向音痴

準備が整ったことろに監督がやってきた。
「今日は素晴らしくいいシーンが撮れたんですよ」ってもうトロけそうな笑顔!
本当に満足がいったシーンが撮れたんだなぁって伝わってくる。
「自信満々ですか?」って聞いたら、「どのシーンも自信があるんですけど
(ニッコリ)、今日はとても良かった」ってもう本当に嬉しそう!
こっちまでフニャフニャになる(笑)
するとK氏が気を利かせてくれて、監督と炊き出し隊の写真を撮ってくれた!
監督がシチューをかき混ぜながら、みんなでチーズ。いやーん、シアワセ(*^^*)
疲れなんて吹っ飛んじゃうわよ〜!ラブ♪

ってなところです。毎日炊き出して、でもやっぱりどんどん手際がよくなるし、
温かい物を温かいうちにお出しできるようになってきたの。
自分の役割分担をそれぞれみんなわかっているし、すごく連帯感が生まれてきた♪
その炊き出しも明日が最後。がんばるわよ〜!わよ〜〜〜〜!

昨日は監督の夢をみた。すごくいい夢だった。あまりに素晴らしい夢なので、誰に
も教えない。こればっかりは教えられない(笑)
ってなわけで今日はこの辺で。長くて読みにくくてすまんのう…。

2001年10月21日(日)




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