炊き出し隊、出動。
前の日N氏から「ねー、明日の炊き出し、夕方4時半に行けない?」ってtelが きた。仕事だよー、行ける訳ないよーって断ったんだけど、なるべく早く行かな くっちゃって決意して、バリバリ仕事して5時きっかりに職場をでた。現場に ついたのは5時半!すげー、みっちー!(やればこんなに早く帰れるんじゃんっ) 玄関先では、先発隊の炊き出し班が暇そうにしてた。やった、間に合った♪ ふと横をみると、今日は出番のないはずの岸谷さんがマネージャーと話をして いた。私服だし。こちらをちらっとみたので、「こんにちわ!」って挨拶を したら、「こんにちわー」ってニッコリ笑って下さった!いやん(*>0<*)
炊き出し先発隊に、「食事は何時くらいになりそう?」って聞いたら、7時くらい だということでしばしボーっとすることにする。すると! 目の前に白い壁が!なんだ?見上げるとそこにはコックの格好をした松重豊さん がっっ!うわー、本物だあああ!アドレナリンドライブの頃からずっとファン だったんだよぉ!でかいー!でかすぎるーーーー!お店のドアが低いのか、始終 背中を丸めた感じで歩く。控え室でも不機嫌そうな面持ちでなんだか恐い。 役柄がとにかくちょっとイヤな奴なので、きっとそいつになりきっているに違い ない。眉間にシワもよってるし。
7時になっても食事の声はかからない。今日のメニューは煮た鶏肉とサラダ、石狩 鍋、フルーツポンチ。早くしないと石狩鍋が煮詰まっちゃう! するとスタッフの方から「すみません、このバケツに水を入れていただけますか」 と声をかけられたので、「はい、いーですよー」って水をジャーーーー。 すると周りが慌てている。なんだ?なんだ? 助監督がすっとんできた!「今本番中だから!」 げっっ!アタシのジャーーーーのせいで、NGを出してしまった…。反省…。 だって聞こえなかったんだもん…。監督、ごめんね…。
本番ってのはすごい。最中はもちろん、スタッフ全員が息を止めているんじゃない だろうかってなほどの緊張感。もちろん建物の前の交通もすべて遮断。一切の人工 的な音はシャットアウトなのだ。その中での水ジャーーーはかなりの顰蹙だった。 う〜む…。ちょっと凹んだ…。
撮影は地下の狭いところで行われていて、私たちは入れない。 監督の「用意、ハイッ!」「カットーっ!」の声だけが聞こえてくる。その中に 交じり「救急箱!はやくっ!救急箱っ!」の声が飛ぶ!誰かケガしたのかな。 後からきいたら松重さんが指を切り、4針(7針とか5針とか噂がたくさん^^;) 縫ったらしい。後から聞いてびっくりした…。
9時になっても10時になっても食事は始まらない。うぅ、もうダメだ・・・。 でもスタッフの皆さんが何も食べずにがんばっているのに、私たちが音を上げては 失礼だと思い、辛抱強く待つ。N氏から電話がくる。
N氏「今日の炊き出しうまくいったかー?」 みっちー「まだ食べてませーん」 N氏「??まだ?うそっ」
本当ですよーっだ。でもやっと11時過ぎに食事開始になる。 口々に「美味しかったです」とか「ごちそうさま」と言われると、やっぱり うれしいよなぁ…。美術の小沢さんからこんなことを言われる。 「普通のロケ弁ってのは冷たくなった弁当に、缶に入った味噌汁とかマズいもの ばかりなんだけど、こうやって温かいものを食べられるというのは、本当に 有り難いよ。ありがとうございました。」って。 うわー、私たちのやってることに感謝して下さる方々もいらっしゃるんだ〜。 なんにもできないから、こんなことしかできないからやってるだけなのに、 それに頭まで下げていただいて。なんだか救われた〜。
それから撤収のお手伝いをする。お店を出たのが1時過ぎ。 そこのお店では洗い物ができなかったので、スタッフルームに戻ってからする ことにする。でも仲間のご厚意で、明日の朝、別のお手伝いの入っている私だけ 先に返してくれる。家についたのは1時半過ぎ。疲れた〜! だけど私たちがボーっと待っている間、役者さんはじめ全てのスタッフはみんな 仕事をしていて、私たちよりもずっとずっと忙しくて、本当に頭が下がる…。
地味な仕事の積み重ねが素晴らしい結果に繋がるんだよなぁ…。 こんな夜遅くまで、みんな文句もいわずに頑張って。素晴らしいものを作り上げ ようという気持ちだけが奮起させているんだろうなぁ…。
みなさん本当にお疲れさま。明日もまたがんばりましょうね。 私も微力ながらがんばります。
|