日々の泡・あるいは魚の寝言

2009年03月01日(日) 三月やっほーv

☆なんだかハイテンションですが、許してください。
いや実はね、口内炎がすごいことになってて、熱出して寝込んでたんです。熱は微熱だったんだけど、舌のへりにできた口内炎が、地獄の痛さでねえ(涙)。あれはなんなんだ? 舌の神経って根が深いの?

でも、ぎりぎりになるまで原稿は書いてたのです。
ほめてください。>童心社担当Hさん&ベネッセAちゃん。

今朝起きたときから、痛みがひいていて、三月一日に切り替わったいまは、だだだーっとパソコンのキーボードを叩いてます。復活☆

ところで。
童心社フォア文庫、もうサイトに告知出てますね。
フォア文庫の新刊情報

そっか。五月十五日発売なのか…。

…すみません、原稿、まだ二章の頭をかいてますv

日記のここを読んだ担当氏が、頭を抱えて、「ああああ」という声が聞こえるようだ(笑)。

でも大丈夫。
口内炎はもう治ったし、くるみちゃんはどんどんかける。不思議なくらいに。
そもそも詳細なあらすじは、完璧に(これがほんとにパーフェクトに)できあがっているので、とことこ書いていくだけだし、書いていくそばから、細かい設定がどんどん生まれてくるので、とても楽な仕事です。

たまにこういう、「祝福されたお話」ってあるんですよね。
どういうタイミングででてくるのか、自分でもわからないけれど。
くるみちゃんは、いい本になりそうです。

それから。
ここが大事なところなんですが、今回はフォア文庫Cです。
高学年グレードです。
どういうことかというと、中学年向けに出ていたシェーラと違って、枚数が長いです! 長いんです!
ああさようなら、完成した原稿を削っていた日々(遠い目)。

シェーラを書いていたころは、書き上がった原稿から、数十枚も削って、中学年グレードのあのサイズに収めていたのでした。
短い話を書くのが下手な作家なので、そういう書き方しかできなかった。
でも、今度は高学年グレードなので、ある程度、ちゃんと長く書けそうです。……いやそれでもたぶん、また書き上げて削るパターンになりそうですけどね(笑)。
だけどたぶん、シェーラのときほどは、苦労しないですむんじゃないかなあ。あれはほんとうに苦しかった。
まあ短い丈に合わせて書けない、自分がいけなかったんですけどね。
でもいつか、せめて新シェーラ最終話は、倍の長さで書き直したいなあ。

ところでところで。
童心社さんのサイトでは、異世界ファンタジーっぽくみえる、くるみちゃんのあらすじですが…。
実は、現代日本で、魔法少女が戦うお話です。
バトルです、はい。
戦闘シーンはたぶん、アニメっぽいです。
キャラクターも、やたらかわいいです。

でも、児童文学、です。
かたくなに、日本の創作児童文学しています。

バトルなのもアニメっぽいのも、かわいいのも、硬派に児童文学なのも。
みんなわたしの趣味と好みです。
なんかこう、突っ走ってるところもあるかもです。
でも、書いていて楽しいし、編集さんも画家さんも、喜んでくれているので、たぶんこれは、とびきり面白い本になるんだと思います。

そういうわけで、五月刊行予定、童心社フォア文庫「くるみの冒険」一巻をよろしくお願いいたします。>読者様、書店様、司書様、みなさま。

☆女の子の一人称で書いているんですが、くるみちゃんは、マリリンともレミとも違う子なので、また書いていて楽しいですね、かき分けが。
例によって、おなじみの風早の街の物語なんですが、今度は雑貨屋兼カフェのお嬢さんで、育ちそのものは「普通の女の子」なので、語り口とか、ふつーにふつーに、とか、つぶやきながら書いてます。
ふつーは難しいなあ。私はセンス悪いからなあ。ださくならなきゃいいんだけど。

雑貨屋のくるみちゃんのパパとの生活が、ある日始まる魔法との出会いが、書いていてほんとうに楽しいです。
作家をしているとほんと不思議なんだけど、あるタイミングから、自分自身が主人公と同じ世界を生きているような、重ね合わせて現実に同時に存在しているような、そんな気持ちになってくるんです。
主人公の記憶(これは当然わたしが考えたものですが)が、自分のほんとうの記憶みたいにふっと錯覚するような瞬間まである。

魔法みたいな話なんですけどね。

でも、いつもそんなふうにして、私はお話を書いています。

☆そんなこんなでばたばたしていますので、敬愛する友人知人の皆様、お仕事関係の皆様、いろいろ連絡関係、遅くなっていてごめんなさい。
とにかく、くるみちゃん一話を仕上げるまでは、何もできないですから。

倉敷の素敵な絵を送ってくれた女の子。ここみていてくれるかなあ?
お返事書くので、あと少し待っててね。

☆口内炎が治ったことだし、くるみちゃんが落ち着いたら、落ち着く前にでも、ミニノートもって、どこかのホテルにいきたいなあ…。
ホテルの空調が効いた部屋で、おっとりと、お茶を飲みつつ書きたいなあ。
そうしよっかなあ。



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