日々の泡・あるいは魚の寝言

2008年12月11日(木) 東京通信







いつの時期も美しい、西新宿でありますが、クリスマス時期はひときわ美しい(^-^)

定宿の近くに、スターバックスができまして。
ブックファーストもできまして。
いろいろ便利さが増して幸せなむらやまです。

一方で、定宿のみなさまは、かわらず完璧に素敵で、かつあたたかく、アットホームな雰囲気ですし。ロビー階に足を踏み入れたときに、「お帰りなさいませ」とかいっていただいちゃうと、ほろっときちゃいますv
ああ、帰ってきたなあ、と思う。
そして、いつものように、コーヒーハウスのお食事は究極に美味しい。お店の方々も、完璧に素敵でフレンドリー。
打ち合わせの時、出版社の皆さんとあうのは、もうこちらのコーヒーハウスで、というのが決まりになってしまいました(^-^)

☆ホテル界隈での、冬のお散歩はたのしいです。都庁あたりの空は広い。月も太陽も見事です。そして、ホテルの部屋から見る風景の、家々にともる明かりの美しいことよ。遠くに見える富士山の積雪の、汚れのない白の神々しいことよ。

新宿を歩く人々の生命と気力にあふれたさまをみると、私もがんばらないとな、と思います。
夜、お仕事から解放されたあと、西新宿を駅に向かって、連れだって歩くひとびとから聞こえる、ふとした笑い声は、きいていてほのぼのとします。

…とかいって、いまは、ちょこっと荷物とりに長崎に帰ってきているんですけどね。またすぐに宿に戻ります。
お洋服や荷物を取りに戻ってきました。そしてひょっとしてお仕事がきてるかも?と思ったら、案の定、来春刊行のアンソロジーのゲラが一本到着していたので、あわあわと焦って仕上げて編集部に送りました。
長期で家を空けるのは、自由業には危険だ…。

☆さて。これでまた東京に帰ります。
都内では、これから、出版社さんいくつかとの打ち合わせがあったり(当然、我が定宿のコーヒーハウスで!)、クリスマス配本の本の見本が出たり、ポプラ社さんのクリスマス会にお呼ばれしたり、童話塾のお茶会があったり、マイミクさんとお食事しにいったりしてきます。
クリスマスの東京、やっぱり大好きだなあ。

☆さてさて。
実はその、「クリスマス配本」の本ですが。
角川書店刊の、「黄金旋律」。アマゾンなどのネット書店で、予約受付中になっております。いつのまにか、そうなっていました。
片山若子先生の表紙イラストが、とってもかっこかわいいです!
(中の目次の下のカットと、章ごとの見だしカットも素敵なのですよ)

えとえと。クリスマス配本ですので、ネット書店さんでもお近くの書店さんでも、予約していただいていたら、クリスマスからそうたたずに読めると思います。厚くて熱い冒険物語です。冬休みのおともにぜひどうぞ。
現代日本の多感な少年が、廃墟と化した未来の日本で、いろんなひとびとと出会いながら、がんばって生きていくお話です。
シリーズ第一巻ですが、これ一冊だけでも、ちゃんと読めます(^-^)
(おとなは泣けます。浅田次郎系?)

この本についての詳しい話は、いずれまた…。
我ながら、いいお仕事ができたなあ、といましみじみふりかえっています。

☆クリスマスの「黄金旋律」の次には、一月に絵本が出ます。
「ドロップロップ」。佼成出版社さん刊行です。ひさしぶりのちっちゃいこ向けの本で、これも本を作っていて、たのしかったですね。
杉田比呂美先生の絵が、空がひろびろとひろくて、地上には奥行きがあって、ほんとうにきれいで素敵なんですよ。
今日は、この絵本の帯のコピーをお願いされて、一生懸命書いたりしていました(^-^) 短い文章は言霊が降ってくるまでが、なかなか大変です。


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