日々の泡・あるいは魚の寝言

2002年10月23日(水) 昨日の日記の追記というか

母親との関係のことで(苦笑)。

あの母との会話って、けっこう唐突に入ってきて、唐突に終わってますよね?
で、あそこだけ読むと、すごくわたしはやな奴で、読みようによっては、主婦の人に失礼に読めるせりふになっているので、読み返して、「ああこれはいけない」と、アップしたあと、微妙に日記に手を入れたわけですが…。
でも、最初にアップしたぶんをお読みになった人には、不愉快だった人もいるんじゃないかなあと思います。すみません。

で、あの会話のところ、いまでもやっぱり、ぎくしゃくしているので、削除した方が早いのかなあとも思うんですが、それよりネタにして日記を書いた方が、わたしとしてはまっとうな感じがするので…ううむ、身内の話は書くの、けっこう辛いんだけど、書いちゃいます。
そしたら、あの会話がなぜあそこに入ってきたのかの説明になると思うので。

前から思ってたことなんですが、たぶん、わたしがしている仕事の「価値」は、母にはわからないんだろうな、と。
まっとうな仕事をしているとは、きっと、思ってくれてないです…。
なんかそういう予感はしてたんですが、実は今回、お化粧がらみで、ちょっと「ああやっぱり〜」というやりとりがありまして。
わたしがアルビオン化粧品を使っていると知った母の第一声が、「えっ、あなた、アルビオンを使ってるの? それは、○○さんが使っている化粧品よ」だったので…。
ちなみに、○○さんは、母のお花のお弟子さんで、イベント関係の会社の女社長さんです。若くて美人で、外車に乗ってます。

しくしくしく(涙)。
だから。おかーさん、わたしはそれは、彼女ほどは収入はないですよ。
でも、働いてるんだから、アルビオンでも、イグニスくらいだったら、ラインでそろえて使えるのよ(さすがにエクス・ヴィは無理だと思うけど・涙)。
「社会人」なのよ、わたしは。「働く女」なのよう。
いまの仕事は、「遊び」や「趣味」じゃないのよう。

うちの家系は、父方は活字や芸術関係大好きなんですが、母方はそっち系は疎い方です。たとえば、亡き父は、新聞やチラシが床においてあっても怒る人でした。
「活字が書いてあるものは大事にしなくてはいけない」といって。
一方母は、新聞雑誌は、鍋の下に敷くものだと思ってると思う…。
父は、作家志望の人だったので、わたしのことを認めてくれましたが(死ぬ前には、「おまえのことは何も心配していないから」といってくれてた)、母はたぶん…わたしの仕事の意味を、わかってくれていない。
朝まで働いてても、あそんでるとしかおもってないんだろうな、と。
仕事が大変だといっても、話半分にしか聞いていないんだなあ、と。

母にとっての「仕事」というのは、商売とか、医療とか政治とか、なにかそういう、昔からある、「いかにも」な仕事のことなんだろうと思います。
たぶん、いつかやってくる母との永遠の別れの日まで、いやその日がきても、母はわたしの仕事が「仕事」だとはわかってくれないんだろうなあ…。
わたしが「社会人」やってるとは、「働いてる」とは思わないんだろうなあ。
わたしは自分がしている「仕事」を誇りに思っているし、よく「働いてる」方だと、自分では思っているんですが…。

まあ、なんか、そのへんの鬱屈が昨夜の日記にはでてしまったのです。
すっぽぬけちゃったというか。

ところで、自分の仕事の価値や大変さを身内や友達がわかってくれない、と、なげく同業者は多いです。友人もこないだちらっとそんなことをいっていたし、先輩作家たちのエッセイ集を読んでいても、かならずのようにその手のネタはでてくる。
児童文学作家って、けっこう孤独なものなのかもしれません…。


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chayka [HOMEPAGE]