| 2002年04月02日(火) |
一瞬だけ、考えたこと |
こないだ、ものすごく疲れていたときに、なんだか無性に、何もかも嫌になった瞬間があった。あれが、魔が差すっていうんでしょうね。
ええっと、それはね、どういうことかといいますと…。
私は、誰のためでもない、「自分以外の誰かを幸せにするため」に、物語を書いています。で、それは、人にほめられたくてやってることじゃない。純粋に、自分がしたことで、人を幸せにするのが好きなの。 それでもって、私は、「ファンの人たちへのサービスのため」に、ホームページを運営している、と。 掲示板に書き込んだり、チャットにでたりしている、と。
上記のことが、自分は楽しくないのか、と、いわれれば、それはもちろん楽しい部分もあるから、いろいろ続けているんだけどさ。
でも、なんだか…。 「あれもこれもそれも、人のため」って、じゃあ、私はなんのために生きているんだ?という想いが、ふと、心の底から突き上げてきたのです、一瞬。
私は、他人の幸せのために、生きているってことか? それで、いつかは、人生、終わっちゃうのか? ほんとに、いいのか、それで?
でもでも、ほんとに、それは、一瞬のことでしたけどね。 その後もちゃんと、仕事はしているし、掲示板に書き込みもしている。 たぶん、もうしばらくは、いろいろ迷わないと思う。 だってやっぱり、私はこの仕事が好きだから。 私は、こういう形で、社会に関わっていきたいから。 そうして、少しでも、世の中をいい方に変えていきたいから。
しかし、あれですねえ。 作家生活も、九年目の春になると、今まで迷いもなく続けていたことどもを、ふと、立ち止まって考えてみたりするものなんでしょうね。
つい、去年、一昨年くらいまでは、「私はこれで幸せだから」って、笑顔で、なんの迷いもなく、言い切っていたような気がするんだけど…。
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