先日、二週間ぶりにあった二歳半の姪に、ぎゅーっと抱擁されました。 なんていうのかなあ、無垢な暖かさと、いい匂いと、優しさがあって、「これって幸せかも」と、伯母さんとしては、思わず顔がにこーっとしてしまいました。
でも、抱擁というのは、また離れるためにすることなわけで。 いやまた再度、そして再度と抱きしめてくれたりもするんですけどね、姪は。 その日は都合、十回くらいはぎゅっとしてくれたなあ。 どうも、いま彼女のトレンドらしい。
なんていうか、人間関係の…人との距離の取り方って、人それぞれなわけで、私は始終、くっつかれていたら、それだけで疲弊してしまいますね。 たとえ、相手に善意があろうとも。なんか、べたべたされるのはいや。 だから、抱擁は、姪っ子の程度で十分だなあ。頼む、愛情は一瞬で伝わるから、次の瞬間には放してくれ。 もっというと、集団での人付き合いでも、必要以上に、「なかま、なかま」と、確認し会うような、人付き合いって、あとずさりして逃げたくなる。
私は人から、数に入れられてるのって、嫌いなのです。 「今度、どこどこにいくけど、chaykaさんも行くよね?」みたいなふうに、あらかじめ集団にくみこまれちゃうのがいやなの。 で、若い頃、よくそれで「人の意向を聞く前に、勝手に決めないでほしい」とか私が不機嫌になると、みんな理解してくれなかったものでした。
世の中には、人といっしょににこにこしてるのが苦痛だったり、やだったりする人間もいるんだよ〜。 ひとりで自由にひらひらしてるのが好きで、ちょっと離れて、幸せそうな人々を見守ってるのが好きな人もいるんだよ〜。 わかってください。私はそれで、幸せなんだから。 でも、とりあえずは、友人知人のみなさんのことは、大好きなんですからね。
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