日々の泡・あるいは魚の寝言

2002年02月21日(木) ひらひらと…

先日、二週間ぶりにあった二歳半の姪に、ぎゅーっと抱擁されました。
なんていうのかなあ、無垢な暖かさと、いい匂いと、優しさがあって、「これって幸せかも」と、伯母さんとしては、思わず顔がにこーっとしてしまいました。

でも、抱擁というのは、また離れるためにすることなわけで。
いやまた再度、そして再度と抱きしめてくれたりもするんですけどね、姪は。
その日は都合、十回くらいはぎゅっとしてくれたなあ。
どうも、いま彼女のトレンドらしい。

なんていうか、人間関係の…人との距離の取り方って、人それぞれなわけで、私は始終、くっつかれていたら、それだけで疲弊してしまいますね。
たとえ、相手に善意があろうとも。なんか、べたべたされるのはいや。
だから、抱擁は、姪っ子の程度で十分だなあ。頼む、愛情は一瞬で伝わるから、次の瞬間には放してくれ。
もっというと、集団での人付き合いでも、必要以上に、「なかま、なかま」と、確認し会うような、人付き合いって、あとずさりして逃げたくなる。

私は人から、数に入れられてるのって、嫌いなのです。
「今度、どこどこにいくけど、chaykaさんも行くよね?」みたいなふうに、あらかじめ集団にくみこまれちゃうのがいやなの。
で、若い頃、よくそれで「人の意向を聞く前に、勝手に決めないでほしい」とか私が不機嫌になると、みんな理解してくれなかったものでした。

世の中には、人といっしょににこにこしてるのが苦痛だったり、やだったりする人間もいるんだよ〜。
ひとりで自由にひらひらしてるのが好きで、ちょっと離れて、幸せそうな人々を見守ってるのが好きな人もいるんだよ〜。
わかってください。私はそれで、幸せなんだから。
でも、とりあえずは、友人知人のみなさんのことは、大好きなんですからね。


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