日々の泡・あるいは魚の寝言

2001年07月20日(金) プチ厄日

仕事ははかどっています。
ポプラ社の短編集です。
先日の編集会議で、10月に刊行予定が決まってしまったので、いよいよ緊張感がみなぎる村山なのでした。
ただ、一作、書き下ろす予定で考えていたプロットが、ほかの作品との雰囲気が合わないことに気づいたので、それは没にすることにしました。
まあ、いずれ、何かで活用しようと思います。
(叙述トリックで、殺人事件の犯人が意外な人物だった、という筋なので、ちょっと小学校中学年以上向けの本にいれるには無理があるということもあって)。

さて。
昨日はプチ厄日でした☆
朝、某スーパーで買った扇風機がとどいたら、羽にひびが入っているのです。
ちょっと、怖い気がしたので、最初は扇風機の会社に電話しようと思ったのですが、小さな会社のものを買ったので、九州に支社がありません。
で、某スーパーに、保証書をもって、羽を注文にいこうと思いました。
あーこの忙しいのに、と、思いましたが、しかたありません。

私は、とっさに手近にあった古いスカートをはきました。
もう十年くらいははいているような気がする、インド綿のスカートです。
昔、まだ、輸入雑貨がいまのようにブームではなかった頃、長崎の紅茶やさん兼輸入雑貨の店で買ったのですが、赤と黒の絣みたいな柄で、もともと古ぼけた色合いだったので、何年着ても、古くならない感じで重宝してはいていたのです。

が。そんなスカートも、年を重ねていたんですね。
バスに乗って、いすに座ったとき、なんにひっかけたのかわからないのですが、あやしい布が裂ける音がしました。
え? と思って、さわってみると……。

あああああ。
スカート、破けちゃってるよ。
そんな、少女まんがか若草物語じゃあるまいし!!!

バスの乗客は、誰も気づいていないようなのが、唯一の救いです。

裾の近くあたりに、中途半端にスリットをいれたように、縦に切れているのです。
私はどうしようと思いましたが、もうバスは発車したあと、次のバス停で降りて、裂けたスカート姿で、近所を歩くことを考えると、寒気がしました。
で。度胸がでました。
このさい、終点のスーパー前までのっていって、そこでスカートを買って履き替えようと(^^;)

それで、はさみをもっていたので(文房具はいつもなにかと持参しているのです。このごろ郵便局で仕事することが多いんで)、中途半端なスリットを、よりスリットらしく完成させるために(笑)、すそからざっくりきりました。
柄がエスニックなだけに、きっとみんな、そういうデザインだと信じてくれるにちがいない。ていうか、お願い、信じて!

バスを降りて、バッグで、不自然なスリットの上の方を隠しつつ、私は婦人服売場に直行しました。やれやれです。

で、肝心の扇風機の方は、売場にあった同型の扇風機の羽根をもらえることになりました。そのかわり、うちのひびの入った羽ととりかえっこすることになり…。
今日は、はねもって、スーパーにまた行かなきゃならないのです。
やれやれ。


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