日々の泡・あるいは魚の寝言

2001年02月09日(金) 十二月出版の本は不利かもという話

ああ、今日も眠い。

15日〆切の論文ですが、2000年度の本の山を崩しながらノートにつけていった感想や、あいまに思いついたさまざまな分析、意見、そんなものがぼちぼちたまってきたので、あと三冊くらい読んだら、もう書き上げてしまおうかと思っています。

結局時間切れで手に入らなかった本が数冊でてしまいましたが、まあ話題作は押さえてるし、読めなかった本もあるということを明記しておけばいいでしょう。

で。今回のことを通して初めてのように気づいたのが、「12月に出版される本は損することがあるのかも」ということ。
評論家や、読書運動家の人あたりが、ある年の本についてレポートを書かなくてはならなくなったとき、それが翌年初めだったりすると、前の年の12月に出た本は、入手しにくいのです。
図書館に入っていないこともあるし、書店に行っても、マイナーな出版社の本だったり、作家がマイナーだったりすると、棚にない。
私もそれで、読めなかった本があるわけで。

評論だのレポートだのは、どんなに偉い人が書こうと、人間が書くものなんですから、手元に本がなければ書けないし、その本の存在そのものさえ知らないということもありますから、そうするといよいよ知らない本のことは書けない。
評論家や読書運動の人に存在を知られない本は、どの媒体でも紹介してもらえないから、損をする。うもれてしまう。

うーん。
シリーズ物の本以外の時は、なるべく十二月には出版しないで欲しいと出版社にお願いするしかないのかな?
上記のことは、眠い頭でぽやぽや考えたことですけどね。


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chayka [HOMEPAGE]