日々の泡・あるいは魚の寝言

2001年02月07日(水) なんてことのない近況

うう。
ひさしぶりにアリナミンを飲んだら、気持ち悪くなっちゃった。
自分で買って飲んだんじゃありませんよ。ちゃんとお医者さんにいただいたのです。
数年前に具合が悪くなったことがあって、それきり飲んでなかったんだけど、せっかくいただいたし、まあ、久しぶりに飲んでみるかと思ったら、どつぼにはまりました(涙)。

…気持ち悪い。口の中、苦いし。
今は早く代謝されないかと、祈るように時間がたつのを待つばかりです。

読書マラソンですが、「悲しすぎる夏」(和田登・文溪堂)が、きわめてよかったです。戦前から戦後にかけての、軽井沢でくりひろげられる、少年少女の物語。
繊細な文章。はかなくも美しい水彩画のような物語。重厚な思想。さりげなく混ぜ込まれる時代設定の説明。
文学だなあと思いました。
作家さんも、年とって枯れていく人もいれば、和田先生みたいにいつまでもみずみずしくよい作品を書かれる方もいるのだなあと思いました。
お会いしたこと無い方ですが、いつかどこかでこそっとご尊顔を拝したいような。

一方で、今日から読むことにしている、たつみや章さんの本は、ちょっと私にはとっつきにくいかも(^^;)?
縄文時代の話らしいけど、縄文時代人が、

「わあっ、ほんとにきれいな目!」<(本文より)

なんて、せりふを吐くだろうか?
いや、吐いてもいいけど、こういう文章で書くかなあ…。

実は、私のオフの友だちには、たつみやさんのファンがいないんですよ。
ネットでの友だちには、好きな人も多いみたいなんだけど。
私は以前、たつみやさんのデビュー作を拝読して、相性悪いなと思ったきり読んでなかったので、今度が久しぶりの読書なんですけど、今度はどうかなあ?

おもしろい本だといいなあと思っています。

あ、なんか性格わるい書き込みになっちゃったけど、でも、これくらい読書サイトによくあるきつめの日記に比べたら(^^;)。
ちなみに、今まで私が読んだ中で、一番怖い読書日記は、「幻想文学」の版元さんのサイトにあった日記です…。
あそこに、あの調子で書かれたら、私なら当分立ち直れなさそう。


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chayka [HOMEPAGE]