日々の泡・あるいは魚の寝言

2001年01月26日(金) 昨日の追記

あたりはずれ、ということで。

あのあと、おもしろい本にあたりました。らっきーv

いや実をいうと、間違えて借りて来ちゃった、中学年向けの本だったんだけど。
「猫の手」なんとかという、金治直美さんという方の本が面白かったです。今ちょっと本が近くにないもんで、題名があやふやですが。ごめんなさい。
岩崎書店の本でした。
(追記・「さらば、猫の手」でした)。

あやしい自動販売機で、願い事を叶えてくれる謎の「猫の手」を手に入れた少年のお話なんですが、これが文章も構成もセンスがすごく良くて、ほのぼのとして読後感はいいし、いかにも「児童書らしい」テーマも持っているし(笑)、ユーモアはあるし、ばっちぐーなのです。
なんと、新人さんの一冊目の本らしいんだけど、これは確実に何かの新人賞を取るでしょうね。どれをとるかなv わくわくv
こぐれけんじろうさんのさしえもかわいらしかったです(とくに猫!)。

あのね、小道具の「猫の手」が、かわいいので(笑)、猫好きは読みましょうv
ああ、私もこんな猫の手が欲しい。
しかし、「猿の手」だと怖いのに、「猫の手」というとどうしてこうイメージ的にかわいらしくなるのかしらん?

さて、村山は今、さとうまきこ先生の「こちら地球防衛軍」(講談社)にとりかかっています。今半分くらいかな? 駅の伝言板に書かれた謎の予言の言葉。「一週間後に世界は終わる」突然の終末の予言にふりまわされ、影響されていくある小学校の一クラスの(六年生)子どもたち。
主人公のお兄さんがひきこもりなあたりがなんとなく、こないだのシリーズの「金八先生」を思い出させるんですが…でも、「似てる」わけじゃないです。
さすが、キャリアのある作家さんらしい、文章力で、情景が目に浮かんでくるし、すごく安定しています。
あとは、落ちだな。どういうふうに終わるのかなあ?
ちょっとだけ、心配です。

ところで、さとう先生は、HPをお持ちなんですね。ポプラ社のHPのリンク集からいけますので、興味のある方はどうぞ。
犬の写真がばーんとトップに飾ってあります(笑)。日記も犬ネタ多し。
さとう先生は犬派らしい(笑)。

今日は、ランコの十歳の誕生日でした。
生きていたときと同じに、ささみをゆがいてあげて、ケーキを食べました。


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