日々の泡・あるいは魚の寝言

2001年01月20日(土) 世界で一番美しい物語を書きたいな

正確に言うと、「世界で一番美しい猫の物語」を書きたいです。

ランコが死んでから、ずうっとその思いにとりつかれています。
リアリズムじゃなくて、絵本じゃなくて、冒険もので、できれば猫の一人称で、ものすごーく、魅力的なペルシャ猫ががんばる話を書きたいのです。
で、献辞でランコの名前を入れる。
これで、永久にランコの生存の記録は残せますしね。へへへ。

ランコは、けっして完璧な猫じゃなかったけど、人様に自慢できるようなペルシャ猫でもなかったけど、でも、「猫」としての美質は備えていたと思います。
あの猫と暮らした日々の中で知った、猫のよい部分を、思い切りほめそやした作品を書いてみたいと思っているのです。
(それを自伝にしないのは、まあ、性格なんでしょうね。
本にするなら、「猫への愛」以外の部分でも読める話にしたいし、読者の子どもたちに歓迎される話にしたいと思うのです。それに。
自伝にすると、かえって嘘や美談がまじってしまいそうで、いやなんです)。

で。今頭の中は、2月中旬〆切(でも予定としては、1月下旬アップ)の「日本児童文学」の論文と、「ルルー番外編」の構成と、猫の冒険もののプランでごった煮状態なのであります。
長毛種の猫が活躍する話って、数としては少なそうなので(私は、日本の児童書だと斉藤洋さんの、「猫に翼のある国で」くらいしかしらないなあ)、ここは一つ、私が書いてやろうとよけいに力が入ってみたり。

しかし、いつも思うけど、「新しい話を書きたいなあ」って、頭の中がぐるぐるしてる状態の時って、精神状態がいいときなんですよね。
復活してきたかなあ? よきかなよきかな。
みなさま、励ましてくださって、ありがとうございました。


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