CORKSCREW Diaries(米国編)
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2001年09月20日(木) 005 RAGNAROK


005 神々の黄昏 2001/09/20

いよいよアイスランドを旅立つ日がやって来た。外は今日は晴れ。何でもっと早く晴れてくれなかったんだろう。って天気の神様にちょっと文句を言いたくなった。でも天気がいいのはいいことだ。

昼間のレイキャヴィークを歩くのは初めてだったんだけど、こぢんまりとした綺麗な街だった。色とりどりの屋根を持った家が並んでいて、それが整然と配置されているのだ。長い歴史を持つような建物とかは無かったんだけども、素敵な街だった。人口の少ない街とは言え、さすがは一国の首都だけのことはある。

しかし行くつもりだった国立博物館は閉館中。そして国立民族博物館に行ってみたのだが、どうにもこうにも大したことなく、20分で見終えてしまった。10時開館まで30分ぐらい暇を潰してやっとのことで入ったのにそれは無いなあって思ってしまうのだった。やっぱりアイスランドは自然が一番素晴らしい。とても暮らしやすそうな国だけどね。 でレイキャヴィーク一高い建物、ハルグリムス教会に登る。登るって言ってもエレベーターなんだけど。地上73メートルから見たレイキャヴィークの町並みはやっぱり美しかったよ、本当に。

そして買い物をして食事をする。買い物をするためにショッピングモールに行ったんだけど、まああんまり大したものははっきり言って無かった。食事もねえ、ハンバーガーを食べたんだけど、まあまあ美味しかったんだけどそれ程食欲も無くって、なんか今一つ不満足。カフェの女の子がとてもチャーミングだったので、良しとすることにしよう。

そして僕らは空港に向かった。街と街の間は、当然のごとくまた何もない荒野が広がる。最後にこの風景を目に焼き付けなくっちゃって思いながら僕は運転した。そして車はケフラヴィーク国際空港に到着した。

いよいよ出国は近い。アイスランドの出国審査はもうあっけないほど早く終った。ヒースローとはえらい違いだ。そりゃあまあ英国はテロの標的になるって言うのもあるんだろうけどさ。そして地元のテレビ局? かなんかが撮影やってて、余程東洋人が珍しいのか、金属物チェックのゲートをもう一度くぐり抜けてくれと言われた。今ごろどっかで放送されているのかも。テロ事件をモノともせずにアイスランドまでやって来た東洋人ふたりってさ。

早めに来たのは免税店で買い物をするって言うのもあったんだけど、空港の免税店、高い! 免税のくせに市内よりも値段が高いとは一体どういうことだ! と断固抗議したくなってしまったのであります。まあここまで来ちゃったらどうしようも無いんだけどね。と言うことで適当にウール製品やらなんやら買って、そんで飛行機に乗り込むため出国審査を受けたのです。
・・・それはいいんだけどねえ、アイスランド航空、行きもそうだったんだが、帰りも思いっきり運行が遅れた。(まあ30分ぐらいなんだけど) アイスランドからロンドン滞在せずに直接日本に帰る予定にしていたらさぞかし気がもめたことだろう。もう、アイスランドに行くにはアイスランド航空しか無いって言う独占状態がもたらしたものなのかな〜 とは言え無事に飛行機は離陸した。

アイスランドから英国までは3時間程かかる。大阪からソウルよりもよっぽど遠いのだ。コペンハーゲンからアイスランド行きの飛行機は結構混んでいたけど、ロンドン行きは空いていた。テロの影響? 英字新聞を読んでみたけど、この時点では自体はまだそれ程動きは見せてないらしい。まあ、着々と水面下では作戦立案が行われているんだろうけど。

そして空はだんだんと黄昏ていった。雲の上から見た夕陽があまりにも神々しい。そして寂しさがこみ上げてきた。さらばアイスランド。また来たいなって思った。こんな遠くの地には、またって言ってもそう簡単に来ることは出来ないんだろうけど。10年後に来たとしても、あの自然はきっと僕らを暖かく迎えてくれるはずだ。涙が出そうになるのを必死でこらえながら、飛行機の窓から僕はずっと夕陽を眺めていたのだった。



そしてロンドンへ

そして僕らはロンドンに着いた。ロンドンだけでアイスランド全体の人口の数倍あるんだよね。ヒースロー空港は大きかった! 英国は相変わらず健在! 
ヒースローにはいろんな国の人々が入り乱れていた。さすがロンドンと言うべきだろうか。ロンドンの滞在期間は2泊3日とは言え実際に動けるのは明日だけ。短いから観光客をしてしまうんだろうけど、まあ致し方なしと言うところか。面白かったのは、早速僕らを迎えてくれた入国審査官のお兄ちゃん、紫のシャツに黄色いネクタイだったんだよね〜。これでいいのか公務員?! 英国よ! 入国審査官って制服無いんかねえ? 日本もタイもデンマークもあったぞ! ユースのフロントの兄ちゃんもそうだったけどイギリス人はファンキーだよ、案外。ちょっと英国人に対するイメージ変わったなあ。アイスランドの人っていたって真面目そうだったもの。

そしてインフォメーションでユースの大体の位置を確認し、地下鉄の切符を買う。明日は市内観光の予定だって言ったら、一日乗車券を薦めてくれた。至れり尽くせりだね。一日乗車券は安い! 英国もアイスランドも物価自体は高いけどインフラは整備されていて交通費、宿泊費は割と安く上げることが出来るのは素晴らしいと思う。さてさて時間はすごく遅くなってしまったんだけど、無事にこの日はユースにも到着。地下鉄一本で行けるのは嬉しい。明日は一日ロンドン観光。おのぼりさんモードでやります。









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