【復活!】ダイエットなDIARY
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2001年07月16日(月) 綺堂




今日のニュースでは、今住んでいるこの町が埼玉でもっとも暑いということを言っていた。当然、熊谷より暑い。
暑い暑いと書いてきたが、ついに気象庁公認の暑さであることが判明したのである(笑)。

やはりあの温度計はまちがいではなかったのかも。




用事があって外出したので、ついでにガソリンスタンドにも行った。
どういうわけか知らないが、この町はガソリンがやすい。
今日の値段で、たいていのGSがリッターあたり94円。
安いところで93円。
セルフのところなど92円である。

数日前、都内では95円が主流だったから3円安い。
3円など微々たるものと思うかもしれないが、1リットルにつき3円安いのである。
たいてい30リッターは入れるから、90円も違うのである。

今日も主婦度は全開である。



本屋へも立ち寄った。
『岡本綺堂集 青蛙堂鬼談』(ちくま文庫)を見つけたので購入。
怪奇探偵小説傑作集の第一巻である。950円。
今年の二月に刊行されたばかりだ。


岡本綺堂は、父が英国公使館に勤務していた関係で十代の頃からシャーロック・ホームズなどを愛読していたという。もちろん洋書である。有名な「半七捕物帖」は、和製ホームズを意図して書き始められた。時に1916年。大正5年である。
日本の推理小説の祖の一人である。

また、怪奇ものの戯曲(演劇台本)では、有名な「番町皿屋敷」なども綺堂の作だそうだ。


早速、暑気払いに読み始めたが、これが面白い。
つうか、結構怖い。
そして、現在でも充分に伝わる文章の巧みさ。さりげなさ。
夏休みにぴったり、そして冷房効果満点のこの一冊。
498ページ。日下三蔵の解説までついて、なんと950円。

どうも「ジャパネットたかた」に毒されている(笑)。




乱歩といい、風太郎といい、綺堂といい、古い推理もの、特に戦前や明治・大正期のものを好むのはどうしたわけだろうか。


巻末にある既刊本紹介で発見したのだが、なんと『山田風太郎明治小説全集』(全14巻)がちくま文庫ででている。
風太郎には、忍法ものや推理ものの他に、明治を題材とした「明治もの」という作品群があることは有名である。
何作かすでに読んではいたが、それが全集としてまとめられていたとはっ。


こ、この誘惑には勝てそうもない・・・・。


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