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■ レディースデイ
「千と千尋の神隠し」を見てきた。 朝いちばんの9:00の回を目指して行ったのに、すでに立ち見に。 なので、次の10:20の回に変更して、列に並ぶ。
設定とかキャラとか芸の細かさが、 いかにも宮崎アニメという感じで、好きだなあと思う。 ただ、とりとめのなさというか、突拍子もない謎解きだったりが、 無理矢理まとめた感が拭えなくて。 なまじ好きな世界観であるだけに、すこし残念。 子供向けなんだから2時間が限度だとは思うが、 あんなに後半を急いでしまうくらいなら、 もう少し長くしてもよかったんじゃないだろうか。
今回、夏休みで子供連れも多かったのだけど、 みんなすごく静かで一生懸命に見ていたのが印象的だった。 主人公が驚く場面でつい、 「あっ」なんて一緒に声を出した男の子が 隣の母親にたしなめられてる光景とか、 なんとも可愛くて、思わずにんまり。 おかげで気持ちよく映画を見られた。 子供だからって偏見を持つのはよくないよね。
以前有楽町で「タイタニック」を見たとき、 周囲の人のマナーがすごく悪くて、集中できなかったことがあったの。 バリバリ音を立ててものを食べるし、しゃべるし、 主人公が死ぬクライマックスシーンで、ガタンと席を立つ人さえいたし。 別な意味で泣きそうになったよ…。
その後、中学時代の友人Sと悪友Rと私の3人でお昼ごはん。 インド料理屋のチャイが美味だったなー。 それからショッピングして、今度は和風甘味でお茶を。 ひたすらまったりとしゃべって、満足。 ただ、Sが別れ際に言った言葉が、気になっている。
私とRが家で数回飲み会をしていたことや、今度長野の彼女の実家に泊まる(宿代を浮かすため以外のなにものでもないのだが…)ことを知って、「そこまで付き合ってたとは思わなかった」と言われてしまったのだ。 (想像はついたので長野旅行のことは言わないでおくつもりだった)
私のなかにも独占欲はあるから、 Sの立場はすごくよくわかる。 それに、このあいだSの友人関係の悩み相談に乗ったのも私だったし、 Rも会いたがってるから電話してみたら…とすすめたのも、私だった。 Sの寂しさが少しでも埋められればいいなと確かに思った。
ただ。 フォローしながらも、 自分のなかにはキレイな気持ちばかりじゃなかった。
単純に人数がいるほうがなんでも楽しいと思えるわけじゃなく。 Sがいたらできない話もあるし、晒せない「私」もあって。 だから、全部Rも入れて3人で行動しようって言えば彼女が喜ぶだろうことはわかっていても、そうは言いたくなくて。 そうすると、フォローの言葉も歯が浮いてるみたいな気がしてきてしまって。
自分の心の狭さを見せ付けられた気分だった。
2001年08月10日(金)
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