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■ アール・ヌーボー展にて
上野のアール・ヌーボー展に行って来ました。 大学の友人と二人きり。 わりと趣味の違いタイプなので、なんだか会話が新鮮。 見るものだいたいがビビッと一致してしまって、 ときどき火花を散らしてしまうR嬢とは、勝手が違います。 とはいえ、趣味やら価値観が近いほうが珍しいわけで。 どこが好きで、どこが嫌いか、どこらへんは擦り合わせられるのか、 そんな話をするのも、エネルギーがあるときなら面白いと思う。 相手を否定し始めたりしなければ、だけどね。 なかなか楽しゅうございました。
それにしても、私にはガレの趣味は解りません。 “イチゴミルク色”と二人で名付けた、 とんでもなく甘ったるいピンク色が、 おぞましくも、きっと美しいんでしょうねえ。 虫のモチーフも多すぎて、虫やら蛇やらが基本的に苦手な私には、どうにも美的センスが解らないものばかりでした。 曲線とか、ひねくれ方とかは、けっこう好きなんだけどなあ。
ランプと、ミュシャ中心のポスター類と、それから家具、装身具。 そこらへんはうっとり眺めてました。 母の影響なのか、家具ふぇち気味のよう。 特にアンティーク家具は、誰かが昔大切に使っていたものだと思うと、 もうどきどきしてしまう。 何人の人がそれを愛してきたんだろうって、想像して モノに残ってる誰かの生活、誰かの気持ちみたいなものが、 ぬくもりとして残っていそうで、つい撫で撫でしたくなります。 もちろん、展示品ではしませんけどね。(笑)
家具は妄想がふくらみます。 シンガポール旅行でも、見つけたアジアンテイストの家具(コレは新品だったけど)を背負って帰りたかったもんなあ。 異世界の空気が自分の部屋にあるって、いいなあと思う。
2001年06月23日(土)
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