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■ 「婿探しの日記」について
学生の就活に関する情報交換のサイトがある。 ここで最近、「婿探し」についての議論が白熱している。 このスレッドがそれだけ長くなるっていうことは、 誰もが疑問や共感だったりを感じながら活動している問題だってことだ。 ただ、表立って本音を口にする勇気ある女性がいなかっただけで。 そう、口火を切ったこの女性は、とてもとても正直な人だと思う。
銀行4大グループのなかの一つを、一般職の学校推薦枠で内定されたある女性が、 「都銀はすべて花嫁候補だもん、むこうだってそれを求めて良家の女子が行くような中堅女子大にわざわざ学校推薦枠を設けているんだし、就職=花婿探しのなにが悪いの?」 と書き込んだことから、この議論は始まった。 当時はまだ選考段階だということで、まわりはこのひとが受かるかどうかを注目してたようす。 私も、みずほが真の目的を見抜くのかどうか、見抜いたとして、それを良しとして採用されるのか、けっこう興味があった。 その結果、内定されたとのこと。 もちろん、書き込みしていたような本音は言わなかっただろうと思うけれど。 銀行側も解っていて、それでも採りたいほどの魅力があったんだろうと私は思う。 実際、文章がとても強くて強くて、どんな反論にも立向かう勇気に驚くほど。 よほど頭のいい人なんだろうと想像している。 私の弱気ぶりじゃ、近付いただけで息が出来なくなりそうなくらいだ。
女性がどんなつもりで就活しているのか、その意識に関しては、本音タテマエいろいろあるだろう。 大学のゼミのなかにも、同じ考えをもった人がいる。 帰国子女でとてもしっかりした積極的な女性なので、てっきり語学を生かしてバリバリ働くのかなと思ってたから、正直戸惑った。 お父様が都市銀行のエリートで、お母様が結婚生活で幸せそうにしているのを見て育ったから、同じようになりたいのだという。 当初は驚いたことは確かだが、価値観は人それぞれ。 婿探しが目的でも、本人がそれでよければいいんだと思う。
ただ、「一般職=嫁」という意識で企業側が採用しているのなら、 話はちょっと違ってくる。 これは、一般職を受ける自分にも、深く関わってくるからだ。
「もうすぐ一般職の内定も決まるからそしたら、合コンみたいな感じで懇親会も開催しますよ。うちはかなり社内結婚盛んなほうだし、会社側も奨励してるから早めに相手見つけちゃいな。僕(行員)も社内結婚だし。(中略)実際、一般職の仕事って最低限の責任感さえあれば誰だってできるし、それなりに若い女の子のほうがお客さんに受けもいいしね。だから、うちは『バリバリ仕事やります』って感じの子より『結婚したら辞めます』って感じの子採用してるんだよ。」
↑無断引用。
ある都市信託銀行の内定者(♂)が、人事に言われた言葉だそうだ。 一般職で肩たたきはもうあまりないよ、っていうふうに、最近よく言われる。 (そうか〜、祖父母の知ってる頃とは違うのか)と思い始めたから、職種をあまり気にしなくなった。 でも、こんな言葉を内定者にもらすような銀行に、同じように思えたら、 そうとうおめでたい人だろう。
そもそもその推薦枠という発想自体が、花嫁探しの色濃いのだ。 金融機関は信用第一なので、低すぎる給料に不満を覚えて夜に水商売されたりして、それがスキャンダルになることを怖れて良家子女を採ると一般に言われているけれど。 共学なら遊んでいて、女子大なら清純だとでも? 一人暮らしなら朝帰りも自由だけど、親と同居なら清いお付き合いだとでも? (一人暮らしをしないように、としつこく確認されるのが常なのだ) 笑わせてくれる。 日が高い間でも、2時間休憩でヤることヤれるってば。(下品になってくる…) この単純すぎる価値基準に、まず失笑が漏れる。
学校にいるあいだは、男女差別を感じることはほとんどない。 男女混合の名簿順に、家庭科も男女一緒。 それが当たり前の世界だと思っていた。 学校時代はむしろ女性のほうが強いくらいかもしれない。 でも、社会のほうへ顔を向けた途端、自分がなにも知らなかったことに気付く。 抗いがたい大きな波があることを知ることになる。
その2 どうしようかな〜
8日の面接前に、急に電話がかかってきて、10日に最終面接をねじ込まれた。 T社と同じくらいに、もはやどんなことがあっても行っちゃならないと思う企業なのに、断れない自分がいた。 面接前で急いでたし、ついつい体調がどのくらい復活するかもわからないまま、とりあえず話を受けてしまった。 しかし、考えてみれば、今日一日で体調が向上しなかった場合、当日ドタキャンになってしまうわけで。 前々日に電話してきた向こうもどうかと思うけれど、 当日ドタキャンの電話っていうのも非常識すぎるよな。 うーん。
その後、浦安から都内に移動してもう1つ筆記をこなして。 11日は説明会とOG訪問で夜遅くまでかかって。 12日も一日中活動。 なんと説明会に参加する整理券をとるためだけに、 本社に出向かなくちゃならない一般職の身の上。 ああアホらし。 整理券制度じたい、見直してよ。>生保
さて。 こうなると、風邪を気合でどうにかしようとした私が、馬鹿かもしれない。 学校なら、後で追いつくことができるから休めるけど。 (理系大学の実習とかは無理だけどね) こちらはあとがないんだもん…。 でも、14日までに、どんなことがあっても完璧に治したいのだ。 大切な大切な面接があって、ほんとうはそこに絞りたいところなのに、 持ち駒増やしに奔走しなくちゃならない現実があって。
おまけに、この風邪だ。 薬もビタミンもちゃんととってるのに、熱は思ったほど下がってくれない。 なにより咳がいちばんしんどい。 いわゆる疲れの微熱なら、寝てれば体力回復するけど、 吐いたり咳が酷い風邪の場合は、寝てるだけではよくならなくて、 横になるとかえって咳こんで吐いちゃったりするから、 おちおち寝てもいられない。
気を張っていれば風邪なんかひかないと、よく祖母に言われていた。 だから、おまえはやる気が無いんだと。 体調管理もできないヤツなんだと。 免疫が人より低めなこととか、一番知ってる身内なのに。 でも、今回はちゃんと気を張ってたつもり。 それでもダメだったのだ。 ほんとうなら愚痴る資格はないのかもしれないけど、 でもしんどいものはしんどい。 心配させまいと無理に元気に振舞うほど、私は性格よくない。
でも。
祖父が頭痛と吐き気を訴えて、検査入院したとのこと。 ちょうどその前に私のことでいろいろ心配させたからじゃないか、とか。 ほんとうはいろんなこと考えてしまう。 悪い方向じゃないといい。 お願いだから。
2001年05月09日(水)
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