| 2005年12月16日(金) |
BT30題「5) 所帯持ち +2)QRSプラグ」 |
BT30題。 原作ベース。 お色気文。
生意気トグを怒らせるのは、とても楽しいことだと気付いた今日この頃。 バトーさんは、どんどんセクハラ親父化してますか? ←訊クコトカー!
こういうお笑い系なノリが大好きなので(笑) ものっそ楽しんで書きました。 いやぁ〜セクハラって楽しいナァ〜♪(問題発言というより変態発言)
しかしだ。 ・・・・シャワールームで二人とも全裸。 こうきたら、もう少し、色気がある文が書けてもいいはずなんだが・・・なぁ・・・・・? どうしたモンカフェ。(Kんさん風に言ってみる)
細い針のようなシャワーが疲れた身体を刺す。 埃まみれになった髪を洗い、それから、汗でべたつく身体を洗った。 全身を濡らしてから、シャワーを停止させ、一息つく。 トグサは軽く頭を振り、水滴を飛ばすと、
「─────さっさとシャワー浴びて、こっから出て行け」
濡れて額や頬に張り付く髪を掻き上げながら、背後を睨み付けた。 シャワーを浴びながら感じていた、背中を舐めるように這う視線。 振り向いて確認しなくても、その視線の主が誰であるか、トグサには分かっていた。
やっぱり、この男か。
視線の先に案の定、肩にタオルを掛けたバトーがいて。 自分の入っているシャワーブースの低いドアに両肘をつき、にやにやと笑っている。 義眼と目が合った瞬間。 トグサは思いっきり、嫌そうな表情をして見せた。 それから、苛立ちを隠すこともせずに思い切り声を低くし、怒りをバトーにぶつける。
「野郎の裸が見たいなら、他を当たれ」 「───お前がいるのに、他なんて必要ないね」
ああ言えば、こう言う。 このセクハラじみた会話を何とかしようと色々試みてはみたものの、今のところ、改善はみられない。
というより、むしろエスカレートしている。
元軍属・レンジャー出の大先輩が、刑事アガリの甘ちゃんをからかって遊んでいるんだ、とトグサは思っていたのだが。 何やら、雲行きが怪しい。 大体だ。 所帯持ちの三十代の男を掴まえて、セクハラって・・・? 理解不能で、不安になる。 それと同時に。 義眼の大男の考えが、まったく読めないことに苛立ち、困惑もした。
「・・・・・・もういい。俺が出てく」
深く、考えないほうがいいのかもしれない。 考えて行き着く先には、何やら恐ろしいものが待っているような気がして、トグサはその思考から目を逸らした。
今更だが、腰にタオルを巻き、シャワーブースから出る為に扉を押した。 邪魔するように立っていたバトーごと、ぐいぐいと力任せに押しやり、無理矢理に出る。 一睨みしてからバトーに背を向け歩き出そうとしたが、強引な太い腕に阻まれた。
「ぅわ・・・っ?!」
その腕は背後からトグサを拘束し、逃げ出せないように身体を密着させてくる。
「何すんだよ、はなせっ!!」
トグサが激しくもがくと腰に回されていた腕が一層、力を帯びた。 そして、次の瞬間。 ひんやりとした舌が、トグサの首に刻み付けられたプラグの痕をなぞり始める。
「こっ、の・・・・・・やめろって、バトー!!」
必死に腕を剥ぎ取ろうとしてみたが、逃げようにも逃げられない。 生身の非力さを突きつけられたようで腹立たしさに拍車が掛かる。
どうにもならない力の差に、トグサは歯噛みした。
足掻いても、腰に回されている太い腕はびくともせず、もう一方の腕は、水分を含んだ後ろ髪を掻き上げ、普段隠している部分を露わにさせている。 舌が這う感触は、ツクリモノとは思えないほどに生々しく、トグサの背筋を粟立たせた。 ざわざわと侵食するように自分の身体を伝う感覚。 しかしトグサはそれを振り払うように、
「────所帯持ちを、ナメンなよ!!!」
叫びながら、バトーの足の甲を思いっきり踏みつけた。 バトーは痛みを遮断することが出来る義体の持ち主だが、通常では、感覚器官を切っていない。 それを知っての攻撃であったが、たいして痛そうじゃない声が返ってきただけの不発に終わった。
「おいて」
しかし、バトーが手を離したので、トグサは速攻でその腕の中から逃げ出す。 それから、ニヤニヤ笑いながら見下ろしてくる義眼を真っ直ぐに睨みつけ、バトーの右頬を思いっきり力強く握った拳で殴りつけた。
「いい加減にしろ!馬鹿ッ!!」 「トグサ、グーで殴るなよ、グーで」 「五月蝿い!それだけで済ませてやったんだ、感謝しろ!」 「ほんと、お前は可愛くないねぇ〜」
バトーが口を尖らせて、肩を竦める。それにトグサは口許を引き攣らせ、
「あんたは一番奥のブースに入れッ!そんで、俺に近づくんじゃねえ!!!」
と怒鳴り、もう一回、シャワー浴びる!そう捨て台詞を吐き出した。 退路を確保する為に、直ぐに逃げ出せるドアに近いブースに入る。 そんなトグサに、バトーは右頬を擦りながら、大声で笑い出す始末だ。
その笑い声の腹の立つことったらない。 トグサは苛々と腰のタオルを外すと背後のドアにかけた。 視界に、まだニヤニヤとこちらを見ているバトーが入る。 目が合う。
からかいにしては、性質が悪い。 本気だとしたら、フザケ過ぎる。 何にしても。 そこを考えてしまったら負けのような気がして、トグサはやっぱり、そこから思考を逸らした。
「解ったのかよ?!」 「へいへい〜〜」
全然、解っていないようなその返事と表情に。 トグサは視線を外し、シャワーの蛇口を捻ると、大声で怒鳴った。
「あんた、ほんとに最悪だぜ、大先輩!!!」
流れ落ちてくるお湯に頭を突っ込み、首筋を洗い流す。 そこに、バトーの笑い含みの言葉が聴こえた。
「嫌いじゃないだろ?」
その何やら自信に満ちた物言いに、トグサはシャワーから身を引くと、思いっきり叫んだ。
「だいっっ嫌いだねっ!!!!!!!」
また、バトーの腹の底からの笑いが響き渡った。
END
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