| 2005年10月16日(日) |
BT30題「24) ブレス [ breath ]」 |
連続更新・第三夜。
BT30題、SACベース。
短文でお色気。 しかも、続く。 短いのに、続く。
明日は、バトさん文をアプ予定。
・・・・お笑いの次がこれですか。自分の頭がどうなってるのか、かっぽじって見て見隊よ・・・・orz
シャワーヘッドから滴り落ちる水滴。 バスタブの底を打つ音が響く。 篭ったようなその音が、やけに鼓膜を震わせる。
濡れそぼった髪を掻き上げながら、無数の穴の中から生まれ出てくる水滴を見詰めた。
先ほどまでの情交が、瞼の裏を掠めていく。 それだけで、息苦しい。
なんて、性質の悪い男なんだ。
自分を快楽に縛り付ける、あの低音。 抵抗さえ軽々と封じる、あの身体。
忌々しいくらいに。 男に与えられる熱に、惑ってしまう。
息が乱れ、呼吸をすることさえ困難。 ただ。 男に溺れないように、その腕に縋るより、ない。 喘ぐように。 哀願するように。 途切れ途切れに、求めるしか。
この息苦しさと熱から、逃れる術がない。 それなのに。
[お前は、本当に性質が悪い]
男は義眼の奥で笑いながら、そう言うのだ。
ふざけるな。 俺が悪いんじゃない。 あんたが、俺をこうしたんじゃないか。
性質が悪いのは。
「絶対に、あんたの方さ」
そう呟いて。 滴り落ちる水滴を掌に受け、握りつぶした。
T-side END → continued B-side ”26”
|