6匹目の兎<日進月歩でゴー!!>*R-15*

2005年04月19日(火)   11のお題 「流し目でちらちら �Α�

えー、やっと、ここまできました。
今回で、終わり。

・・・・・とんだ羞恥プレイだった・・・・・・・・・orz

自分で自分に羞恥プレイ。
何やってんだか(笑)
この話。
書き上げるまでが長かったんで、愛着があるんですが。
やっぱり、なんか、恥ずかしい気持ち。
照れる、といった方が正しいか?(笑)

兎に角。
トグサ君とバトさんに、原作的コスプレさせたので満足。
(黒髪と短髪は、ほんまに萌える)
軍モノも書けたし、満足。
途中で、ぺいっと投げ出さないで、仕上げてよかった〜!(達成感)

内容は、まぁ。
これが、今の自分の精一杯かと(笑)






















「はは、なんか、きもちよ、くなってきた・・・・どーしよう、だんな、あは、はは」
「新手のバッドトリップかよ!?なんだ?あのドラッグ、生身に使うと何かあんのか??」
腕の中で、笑い出したトグサに、バトーは慌てた。
電脳で、自衛軍で出回るドラッグの効果を改めて確認し、草薙から報告された売人達から搾り取った情報も重ね見た。
生身に、特別、キくような作りのドラッグではないが。
そんなのは、使ってみなきゃあ、判らないか。
バトーは、くすくすと笑い続けるトグサの頬を叩いた。
「トグサ、しっかり、しやがれ!!」
ドラッグを打たれた人間に、それは無茶というものであるが、言わずにおれない。
「しっかり、し、てるけ、ど・・・」
トグサは、それに愉しそうに、笑う。
「けど、だんなぁ、おれ・・・なん、か、へん・・・かも?」
上気させた頬で、無邪気に笑いだした相棒に。
バトーは慌てたようにトグサを抱き上げると、ベッドに突っ込んだ。
毛布を掛けて、寝かせることにする。
このドラッグは、水を飲ませて吐かせようとすると、逆効果で。
水を飲んだだけ、効果が長引く。
バトーが軍属だった頃にも、こんなドラッグが流行った。
不意に、最下層に眠っていた記録が、上層部に浮き上がる。
バトーは、いつの時代も同じか、電脳でそう呟き、
「薬でキめても、愉しくなかろうがよ」
と吐き捨てた。
だいたい。昔のドラッグも、今のドラッグも、キめたままセックスするのは危険なのだと相場が決まっている。
深い快楽は、身を滅ぼす。
それは、リアルでもヴァーチャルでも、変わらない事実だ。
もしかすると、危険度は今のほうが増していると言っていいかもしれない。
だからこそ、この依頼が舞い込んだのに違いない。
それなのに。

身内の不祥事は、身内で片付けりゃいい。
白羽の矢が立った9課は、まったく、いい迷惑だ。

バトーは苛々と、トグサの汗ばんだ額にはりついた髪を払ってやった。
自衛軍の奴らは、そんなこと気にせず、セックスになだれ込んだのだろうが。(無理矢理かもしれないけれども)
しかし。
トグサに、そんなことはさせられない。
バトーはベッドの淵に腰掛けると、毛布ごとトグサを抱きかかえ、左膝を立てて支えにした。
トグサは、されるままにバトーの胸にもたれかかっている。
それから、愉しげに笑うトグサの首筋にかかる髪を右手で掻きあげ、QRSプラグを露わにさせると自分のプラグからコードを引き出し、身代り防壁なしでトグサに有線した。
くらり、と多少の酩酊感がバトーの電脳を揺らしたが、義体の機能が直ぐにドラッグを分解し排除してしまった。
「トグサ、眠れ」
強制認識のコードをトグサに流す。
眠らせてしまうのが、一番なのだ。
こういう時は。
肉体を操作する脳の活動を制限し、身体器官への影響を最小限にとどめる。
無理にでも。
「眠れ」
バトーは、トグサにコードを流し続ける。
囁くような軽さから、徐々に、響くように深く。
トグサは、それにぴくりと身じろいだ。
それから、焦点の合っていない目で、バトーを見上げ。
「・・・・・ば、とーは?」
「お前の傍にいるさ。だから、さっさと寝ろ」
「そ、か」
トグサは、薄っすらと笑うとまた、バトーの胸に身体をあずけた。
「あんた、は」
「ん?」
「あった、か、い・・・な」
ゆっくりと瞼が閉じられ、トグサは何者も邪魔をしない深い眠りに落ちていった。
それを確認して、バトーは大きく息を吐き出した。

温かい?そんなはずは無い。
体温設定は通常のままだし。
だいたい、義体の隅々、指先までも冷え切ったような思いがしているというのに。
温かいわけが無い。

バトーは、男に組み敷かれたトグサを視た時の全身を包んだ冷えた怒りを思い出した。
トグサを抱き起こし、その茶の瞳が自分を見た瞬間も、その怒りは消えはしなかった。
それを温かいと感じる、この男の自分へ寄せる信頼に、嬉しいのか、哀しいのか。
複雑すぎて、今は考えることは出来なかった。
トグサの生体反応をチェックして、更に息を吐く。

「まったく、この生身は・・・・・」

他にも、言いたい言葉があったが、言葉にはならず。
トンでもないことに巻き込まれやがる。
とだけ、内心でぼやき、バトーはトグサの髪に顔を埋めた。
自身の奥で、熱が生まれようとするのに気付き、バトーは意識を散らす。
自分が抱く密やかな想いは、胸の底に沈めておかねば。
床に転がる男と同列になりたくはない。
それに、何より、今は。
トグサの回復が最優先だ。
自分の衝動などよりも。
眼の端に流れるトグサの生体データに意識を向けながら、バトーは明日の朝までには、なんとか落ち着くだろうと予測を立てた。
「が、どうすっかな」
バトーは、自由になる右手で、短くなってしまった髪を掻き毟った。
「あの男と開きっ放しのドアはよー」
セキュリティに潜って、ドアは簡単に閉めることは出来るが。
今は、腕の中のトグサで手一杯だ。
他の事をする気が起きない。
次の瞬間。
バトーは、意地の悪い笑みを顔に貼り付けた。
「まあ、いいか。恥ずかしいのは、あの男だし」
それから。
「残り二日が、平穏な日になるしな」
ひとり言を言い、バトーは小さく声を出して笑った。


誰にとっての、平穏か?


トグサにとって、それが平穏かどうかは。
甚だ、疑問ではあるが。
バトーにとっては、最後を飾るに相応しい、平穏な日になるだろう。
ついでに、陸自でのこの一件も、収束に向かうに違いない。

バトーの不穏な企みなど知らず。
トグサはその腕の中で、安心という、深い眠りを貪っていた。










END


ひっぱって、ひっぱって、スン止めの罠。
軍人に襲わせたり、ドラッグ使っても、スン止めの罠。

(ごめんなさい・・・・・orz)
(最初っから、スン止めで話考えてたんです・・・・・・orz)

そして、攻めがヘタレで、受けが天然で強い。
所謂、お姫様と騎士系。
私、こういうの好きなんだ〜。むほ。

オチは次で。
笑いで落すのも好きだ☆


高いハードル、下をくぐって駆け抜けました。
バトさんはへタレだねぇ、とかいつも言ってますが。
もしかして、私が一番へタレだったかもね☆ 
げへっ・・・・・・・・orz(倒)


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武藤なむ