| 2005年04月15日(金) |
11のお題 「流し目でちらちら �◆� |
今日から、連続更新だ〜♪とかノリノリでアップしようとしたら。 また、弾かれました・・・・・orz 最初から、区切りのいいところまでのアップは、ものの見事に弾かれました。 どうやら、文字数オーバーの模様。 でも、へんなとこで続くのも、なんだなぁと思い。 半分を空いてた14日の日記に放り込んだ次第。 分割で凌ぎましたよ。むほ。
ふぃー、やってくれるぜ☆ ←ばかである
もう、�,鯑匹泙譴進�は。 バトさんのタガが外れる前に、私の妄想のタガが外れたことをご承知でしょうな・・・orz いや、もう本当に、好き勝手し放題なカンジで(笑) ずばーんっ!と今まで抑えていたものが、全開に・・・・・・・orz
引かないで・・・・・引かないでくださ・・・・・・(倒)
すいません。 まだまだ、これから先も続きますので、謝っておきます。 ごめんなさい・・・・・orz
で、今に至る。
先日の一部始終を思い出して、トグサは深く息を吐いた。 昨日今日と、トグサの口から零れ出る溜息の数は、格段に増している。
身に着けたことの無い軍服。 一兵士というよりも、明らかに上部の者の軍服に身を包んだ今のトグサは偽名を使い、偽の肩書きによって任務の遂行にあたっている。 軍に属したことの無いトグサは、任務のことは別にして、軍服を着るということを少しだけ楽しいと思った。 (仲間のほとんどが元・軍属である、ということが影響しているかもしれない) これまでにも、潜入捜査の為に色々な格好をしたが、これは今回が初めてだったし。 いつものスーツ姿とたいして変わらないが、やはり気持ち的に違う。 なにせ、”軍服”である。 が。 それが思った以上に肩が凝る、重苦しいものだと知るには、数分で事足りて。 すでに、今現在、こんな軍服なぞ脱ぎ捨てたい気持ちで一杯であった。 それに、やや長めの後ろ髪が、きっちりと纏められ結われているのも気にかかる。 首筋が何やら、風通しがよすぎて、心細いし。 更には、目にかかる前髪の色が憂鬱を誘う。 いつもなら、見慣れた茶の髪が目に入るはずだが、今は”黒髪”がチラチラと目に入る。 絶対に面白がっている少佐や他のメンバーに出掛けに捕まり、髪を染められたのだ。 強制的に。 ”一週間経てば自然に元の色に戻る” そんなことを言いながら、逃げる自分の首を締めたのは、こういうことに乗らないと思っていたサイトーだった。 その時の様子が脳裏を過ぎり、眉間が自然と寄ってしまう。 一週間で戻るなんて言葉は、救いになりゃしない。 トグサは、咽喉もとを圧迫するネクタイを弄りながら、また溜息をついた。
黙っていることに飽いて、トグサは暗号通信でバトーに話しかけた。 通信規制を受けていない身分を与えられていることに感謝するのは、こういう時だ。 (暗号通信にしているのは、勿論ここが軍だからである) 『旦那、これ、一週間も続くって…』 言外に”本気かよ?”と言う思いが込められているのを難なく理解したバトーが、すぐさま暗号通信で返してくる。 『マジだ。あの少佐の微笑を忘れたか?』 『───悲しいかな、忘れちゃいないよ、旦那』 『諦めて、任務遂行するしかねえってことだ、相棒』 背後から、幽かな舌打ちが聞こえた。 バトーもこの任務にノりきれず、クサっているらしい。 トグサはちらりと肩越しに振り返り、苦笑でそれに答えた。
その時、自衛軍の兵士が二人に近づいて来た。立ち止まり敬礼をしてくる。 トグサはそれに軽く頭を下げ、バトーは敬礼を返した。 兵士はそれで離れていく。
トグサは、その背を見送り、ふとバトーの姿に目を留めた。 この点については、バトーの方が悲惨な目に合っているといえた。 自分よりもやや簡素な作りの軍服を難なく着こなしたバトーの、長かったはずの銀髪はばっさりと切られ、いかにも軍属でございという短髪にされてしまったのだから。 散々抵抗したが、バトーも最後には、諦めて、大人しくパズに髪を切られていたっけ。 トグサは、その時のバトーを思い出し、内心で笑った。 が。 あまり見慣れない、その姿に。 落ち着かない気持ちが、身をもたげてくる。 トグサは、それを振り払うと、また電通で話しかけた。 『それにしても、何で俺が、コッチの役になったのか・・・』 トグサは、バトーの上官で”査察官”ということになっていた。 バトーは、その補佐役である。 視線を戻し、止めていた足を動かす。 背後から、バトーの足音が追ってきた。 『旦那のが、適役だぜ?明らかに』 『───────』 『元・軍属だし。貫禄あるし』 『───────』 返答は無言。 『・・・旦那?無視するなよ。ここで旦那と話せないと針のムシロだぜ』 黙り込んだバトーに、トグサは情けないほど、心細げな声でそう言った。 それにバトーは、不意に。 『お前、本当に軍育ちじゃねえんだなあ』 呟くように、言った。 軍属であれば、気付くであろう事が、この警察育ちのお坊ちゃんには解らないと見える。 今二人が居る、この軍という空間は特殊な場なのだ。 それ故に、今回の任務内容ようなことも起きる。 が。 任務内容を理解していても、実のところ、それがどういうことか。 トグサは解っていない。 そのことが、バトーには今更ながらよく解った。 『は?』 バトーの答えになっていない答えに、トグサは思わずまた足を止め、後ろをかえりみた。
トグサは感覚の鋭い人間だ。 心の機微も敏感に嗅ぎつける。 が。 何故か、鈍い。 特に、自分に向けられる感情に対しては。 恐ろしいまでに。
何か、一言、言ってやらねえと。 と、バトーは思ったが、いざ言葉にしようとすると上手い文句の一つも浮かんでこない。 いつも、あれだけ軽口の叩きあいが出来てるというのに、だ。 任務であれ何であれ、この「軍」という特殊な場に立った、その瞬間から。 トグサが目をつけられるであろうことは、バトーには解っていた。 (こんな清潔そうなお坊ちゃん、軍属風に言えば”お嬢ちゃん”がいれば、言わずもがなである) そして。 そんなトグサの補佐役を任された自分が、その「護衛役」を割り当てられたことも解っていた。 解っていたから、自分を補佐役に選んだ草薙に感謝した。 が、反面、腹も立てた。 こうなると予測できない無思慮な女ではないのに、あえて、これを選ぶとは。 しかも、わざわざ目立つように”黒髪”にまでするとは。 バトーは、トグサの染められてしまった髪を見下ろしながら、歯噛みした。
トグサは生身であるが、公安9課の正式なレギュラーだ。 何かあっても、自分の身ぐらい守れる力はある。
全身義体のサイボーグ、軍人相手でも何とかなるような訓練を研修期間中に仕込んでやったのは、バトー本人なのだ。 そうと解っているのに、不安が拭えずにいるのは、何故か。 その不安が、何に起因しているのか。 何もかも、解っているのに。 どうにも出来ない状況に、バトーは、心底苛立っていた。 もう、いっそのこと。
凶暴な狼の群れに、育ちの良さそうな羊がいれば、嫌でも目立つ。 今は、お前も獲物に含まれてんだぞ、と。
怒鳴り散らしてやろうとも思ったが、解るまいし。 故に。 それは思いとどまった。
『ここでは階級が盾になるってことさ』
仕方ないので、バトーはそれだけを口にした。 飢えた狼も、相手が自分よりも階級が上で、将来の幹部になる身分ともなれば。 腹の内にどのような葛藤があろうとも、”節度ある”行動をとる。 それが、軍属の性というものだ。 (その点だけは、トグサの元・職場である警察という組織も、似たり寄ったりだろう) 『???』 解らない、と首を傾げ見上げてくるトグサに、バトーは一瞬、眉間を寄せた。 けれども、次の瞬間には呆れたような苦笑を浮かべた。 『───ま、いい』 『旦那?』 『お前の方が適役だ。今回の役どころの”査察官”てな、軍の中でもエリートの奴らがするもんだ。所謂、政治家でいえば官僚候補だからな。俺みたいな戦闘サイボーグにゃ、無理な役だ』 バトーは顎で「行け」と促しながらいつもの軽口を叩いた。 トグサはそれに従い、歩き出す。 その背に、バトーは言葉を投げた。 『お前みたいな、育ちの良い、お坊ちゃんでないとな』 『・・・それ、褒められてる訳?それとも、貶されてる訳?』 『どっちだと思う?』 それに暫し考え、トグサは振り返ることをせず、答えた。 複雑な表情を浮かべながら。 『──────褒められてると、思っておくよ。かなり、微妙だけど』 先に立って歩いているトグサが、どんな表情でそう言ったかが手に取るように解ったバトーは、にやりと口許を引き上げた。
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