| 2005年04月14日(木) |
11のお題 「流し目でちらちら � � |
とんでも設定なので、裏にアップ。
えと。これ読んで。 「えぇ、おかしくない?」 とか思っても、そっとしておく方向でお願いします・・・orz おかしいのは本人が一番わかってますので。ええ、本当に。
取り合えず。 書きたいものを無理くり詰め込んだ感の否めん作品に仕上がった。 二ヶ月近く、いやそれ以上、捏ね繰り回して。 この程度・・・・・・・・・orz あはははは、愉しく書けただけで、もういいさぁあ!!(壊)
だって、SAC版トグで、軍服とかその他諸々やってみたかったんだーーー!!(叫) SAC版のバトさんでも(以下略ーーーー!!!)
欲望丸出しで、ほんとに、ごめんなさいーーーーっ!!!!orz (最初から、謝っておく人・笑)
トグサは足を止めず歩き続けながら、所在無げに辺りを見回した。 陸上自衛軍の訓練施設に査察と称して潜入二日目。 ───なのだが。 いまいち、気分がノらない。 それもこれも、この任務の内容のせいだろう。 一歩、後ろを歩くバトーの気配も、トグサと似たり寄ったりだった。 それにトグサは、少しだけ慰められる。 が。 そのことで、今の二人の”立ち位置”を思い出してしまい、小さく息を吐くことになった。 なんとも、落ち着かない。 到底、トグサには馴染めないものであった。 バトーの隣りを歩くか、もしくは、少し後ろを気楽に歩くのが、トグサの常だったのに。 それが、いつもの逆の立ち位置。 バトーが自分を護るように、後ろを就いて歩くのだから。
何度となく、トグサの口から溜息が漏れる。
今回の任務は、何もかもが、万事こんな感じで。 トグサは、今までにない、落ち着かない気分にさせられていた。 潜入の為の偽造された身分やそれに合わせた変装、言動、立ち居振る舞い。 慣れない環境。 擦れ違う軍人達の視線に囁き声、何もかも。 総てが。 気分を逆撫でして、平静とは無縁の状態にある。 バトーの態度も、その内に入るかもしれない。
まるで、知らない男のようだ。
心の内で呟く。 あの少佐の命令が、こんなことになろうとは。
トグサはまた、小さく溜息をついた。
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発端は、先日の午後。 荒巻の執務室に呼ばれたトグサとバトーの二人が、草薙から新たな任務内容を聞かされたことに始まる。
草薙の口から語られる任務内容に、二人は顔を見合わせ同時に眉間に皺を寄せると、 「 「 何の冗談で? 」 」 言葉揃えて問い返したくらいの、それほど”微妙な”任務内容だった。 軍絡みの。 しかし、美しき女隊長は、くすくすと笑いながら、 「私は冗談が嫌いだ」 きっぱりそう言った。
荒巻が軍絡みの依頼を受ける時。
それは殆どが、自衛軍の統幕・情報本部の久保田本部長からのものであるとバトーが眉間を寄せて断定したことをトグサはこの時、タイミングよく思い出してしまった。 思い出したからといって、どうなるもんでもないのが、悲しいところだ。 だいたい、間も悪い。 いつもの様に、急を要する案件をいくつも抱えていれば、荒巻もこの依頼を引き受けたりはしなかったろう。 相手が戦友であれ、荒巻は公私混同しない男である。 が。 今現在、9課が抱えるべき案件は一つも無く、実に残念な平穏に満ち満ちていたのである。 おかげで。 荒巻は依頼を引き受け。 然るに。 二人が、この任務に就くことになってしまった訳だ。(しかも、専従)
別に、軍から外部への不正な武器の横流しが発覚したわけでも、軍内部が抱え込んでいる不穏分子の反乱が起こったわけでもない。 軍の上層部の人間が、テロの対象になったわけでもない。 これは、危険の伴う潜入捜査・・・ではなく。 むしろ、ぐっと砕けた気軽な調査のようなもので。 しいていえば、「妻の不倫を疑った夫が素行調査を探偵に依頼する」ような、そんな感覚に近いもので・・・。 ここまで大掛かりに潜入するのが恥ずかしいぐらいの勢いのものである。 せめてもの救いは、単独捜査ではなかったことだろう。 トグサにはバトーがいて、バトーにはトグサがいる。 これは、とてつもない救いと言えた。
任務についての草薙の詳しい説明は次のようなことだった。 最近、陸自の中での「とある事」による密告が増え、管理職(所謂、軍の幹部組)の手を煩わせる事態になっているそうだ。 それは、はっきり言えば。 過度のセクハラ、らしい。 ある意味、強制猥褻的な。 草薙の声が、隠しようも無く笑いに震えているのを聴き取ったのは、トグサだけではなかった。 (口を真一文字に引き結んだバトーも、厳しい表情を崩さない荒巻も、目が間違いなく草薙を見詰めていたのをトグサは見た)
そして、事態は、性的興奮を高めるというドラッグが絡み、著しく。 そう、著しく。 陸自訓練施設及び関連施設内における、風紀を乱しているとのことだった。
「───で?」 草薙の言葉が途切れるのを待って、嫌そうに聞き返したバトーに。 「察しが悪い」 草薙は一刀両断、切って捨てた。 バトーは、苦虫を噛み潰したような表情になり、口を噤んだ。 草薙の言葉は続く。 「お前とトグサで軍に潜入し、実態の調査とドラッグの出所を洗え。軍内部にドラッグを持ち込んだ者が割れれば、そこから糸を手繰り、私達で売人を押さえよう。それから、この事に関係した者のリストを依頼主は御所望だ」
そんなこと、軍の(はっきり言えば)久保田本部長の配下の者がやればいいじゃねえか。 だいたい、何でこんな事に、お偉方の久保田の親父が出て来るんだ? なんかの陰謀か? 内々に済ませりゃ、恥にもならんのに。 よりによって、9課に丸投げってのは、納得できねぇ。
これ以外にも、色々と言いたいことがバトーの腹の内にはあったが、それをぶちまけはしなかった。 何を言おうが、通らないことは明白。 そんなことは、草薙を見れば一目瞭然だった。 トグサはといえば、最初から反論も異論も唱えるだけ無駄と諦め、大人しくしている。 「 「 ──────── 」 」 「これが軍でのお前達のIDだ。潜入に必要なものは既に用意されている。早速、明日から捜査を開始してくれ」 草薙が放ってよこしたIDをトグサは慌てて受け取り、バトーは握り潰す勢いでわし掴んだ。 「査察という名目だ。思う存分、隅々まで捜査して来い。巧くすれば、私達に有効な何らかの情報を拾えるかもしれない」 「 「 ────────了解 」 」
有無を言わさぬ命令を下してくれた草薙に、反論など出来るはずもなく。 二人は、短く応えたのであった。
多分、いや、確実に。 二人の上に立つ、美しき女隊長様の真の目的は。 依頼された捜査をすることによって得られる、軍に関する「何らかの情報」であることは明白だった。
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