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 ドラゴンランス(2)城砦の赤竜/マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン

出版社/著者からの内容紹介
剣と魔法のファンタジー第2巻。謎が謎を呼ぶ展開の中、魅力的なキャラクターたちが仲間同士の葛藤や死を賭した友情を描く。死を賭した友情を描く。

内容(「MARC」データベースより)
一行はいったん故郷ソレースに戻るが、そこはすでにレッドドラゴン群の火炎に焼き尽くされた後であった。ドラゴン群の捕虜となり、奴隷鉱山に送られる一行は…。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。


主な登場人物&主な種族


<1巻と2巻のまとめ>

それぞれの冒険に出かけていた、ハーフ・エルフのタニスを中心とする仲間たちは、5年後の今日、ソレースの<憩いの我が家>亭に集まる約束をしていたが、タニスの恋人キティアラだけは姿を現さなかった。

タニス、フリント、タッスルホッフが待つ中、スタームが蛮族の男女(ゴールドムーンとリヴァーウィンド)を連れてくる。炉辺にいた老人の話がきっかけで騒ぎが起こり、タニスたちは、青水晶の杖を持っていることが明らかになった蛮族の男女とともにティカの家に逃げるが、さらに杖を探しているドラゴン軍の兵士(ドラコニアン)たちから逃れるため、再び冒険の旅へ出ざるを得なくなった。

1巻では、空の<暗黒の女王>と<雄々しき戦士>の星座が空から落ち、再びこのクリンの世界に戻ってきて、世の中が次第に暗黒に染まっていくいきさつが描かれている。逃亡先の寺院で黒竜に襲われた一行は、ゴールドムーンの杖の導きにより、女神ミシャカルの元へとたどり着く。その時より、ゴールドムーンは蛮族の族長の娘であり、またミシャカルの神官として存在することになる。

2巻では、暗黒の女王に仕えるドラゴン軍の勢力は大きく、ソレースの町も赤竜に焼き尽くされてしまう。この時タニスたちは、ソレースに戻ってくるのだが、ドラゴン卿ヴェルミナァルドに捕まり、<憩いの我が家>亭のティカともども、鉱山のあるパックス・タルカスへ、奴隷として送られる。その護送車の中で、エルフのギルサナス、鍛冶屋のテロス、不思議な魔術師フィズバンと会う。

ギルサナスの仲間の助けによって、護送車から脱出したタニスら一行は、エルフの都クォリノストに着く。クォリノストは、タニスが子ども時代を過ごした場所で、そこを去る原因ともなったローラナ(ギルサナスの妹)が住んでいる。人間とのハーフであるタニスは、ローラナとの恋に悩み、それが引き起こす影響を考えた結果、都を出たのだった。

タニスはいたたまれぬ思いでクォリノストを後にし、仲間を率いてパックス・タルカスへ攻め入るが、幼い恋心を抱いたままのローラナは、タニスを追って家出をしてくる。恋人キティアラのことがあるため、ローラナに諦めるよう説得するタニスだが、やむにやまれずローラナを仲間に加える。

そして、パックス・タルカスでの壮絶な戦いは、ドラゴン軍の2頭の巨竜による戦いにより、幕を閉じる。その後、さまざまな難関を乗り越えたゴールドムーンとリヴァーウィンドは、めでたく結婚する。

2004年11月20日(土)
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