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 ドラゴンランス(1)廃都の黒竜/マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン

出版社/著者からの内容紹介
コンピュータRPGの元祖「Dungeons & Doragons」をベースにした剣と魔法のファンタジー第1巻。謎が謎を呼ぶ展開の中、魅力的なキャラクターたちが仲間同士の葛藤や、死を賭した友情を描く。

内容(「MARC」データベースより)
剣と魔法の世界クリンを舞台に、ハーフ・エルフの剣士タニス、魔術師レイストリンらの冒険者一行が、闇のドラゴン軍との戦いに巻き込まれてゆく。1987〜88年刊「ドラゴンランス戦記」改題。

<主な登場人物>

タニス : 孤児のハーフ・エルフの戦士で、一行のリーダー役。自分の中に半分ずつ流れる人間の血とエルフの血との葛藤に悩む。弓と剣の名手。

レイストリン : 異例の若さで<大審問>をパスし、肉体を犠牲に強力な魔術師となった双子の弟。頭脳明晰だが、謎と疑惑の多い人物で、仲間からも疑いの目で見られている。

キャラモン : 双子の兄で、陽気でおおらかな巨漢の戦士。常に弟と行動をともにし、体が虚弱な弟の身の安全を第一に考える。大食漢で、怪力の持ち主。

スターム : 正義と名誉を何よりも重んずる、厳格な騎士道に生きる人間。融通が利かない面もあるが、常に困難な任務を率先して受け持ち、頼りになる。

フリント : 頑固なドワーフ族の老戦士。木や金属を利用した細工物造りの名人。不平、不満も多いが、本当は仲間を深く愛している。タニスとはもっとも古いつきあいである。

タッスルホッフ : 恐怖の感情とは無縁な、好奇心旺盛なケンダー族の男。手先が器用で、錠前破りの名人。いたずら好きで、他人の持ち物を勝手に“借りる”ことも多い。

ゴールドムーン : 聖なる青水晶の杖を持つ、蛮族の族長の娘。金と銀の髪をした美しい姫。リヴァーウィンドに対しては恋人であると同時に支配者でもあり、その葛藤に悩んでいる。

リヴァーウィンド : ゴールドムーンの恋人である長身の蛮人戦士。無口にして無表情だが、他人のことをあれこれ詮索するようなことはしない誠実な男。森林や荒野に関して詳しい。

ギルサナス : クォリネスティ・エルフの長<太陽の評議長>の次男(第2王子)。タニスとは兄弟のように育てられたが、妹をめぐり対立している。魔術の心得もある。

ローラナ : ギルサナスの妹で、絶世の美女。タニスへの恋心と冒険を通じて、甘やかされた無垢な少女から、人として、軍人として、大きな成長を遂げていく。

ティカ : <憩いの我が家>亭の元看板娘。陽気にして天真爛漫、火のような性格をした赤毛の美少女。フライパン叩きの名人。料理上手で、キャラモンとは惹かれあっている。

キティアラ : キャラモン、レイストリンの美しい異父姉で、タニスの恋人。激しい気性を持つ凄腕の女戦士で、官能的な魅力に溢れる。しばらく行方知れずだったが・・・。


<主な種族>

エルフ : 人間よりやや背が低く、やせている種族。とがった耳が特徴。その多くは容姿端麗で、自然美、音楽、舞踏を深く愛する。見た目は弱々しいが、非常に長命で、中には1200歳まで生きる者も。弓の扱いがうまく、歌や詩に秀で、魔法と剣技に多大な関心を示す。暗闇でも体温のある生物なら見ることができる。

ドワーフ : 背は125cm前後と低いが、筋肉質の頑健な肉体を持つ種族。髭もじゃで頬が赤く、目も髪も黒い。平均寿命は350〜450歳。その多くは金属細工や石工芸など手先の技に長じており、ドワーフ製の武器や防具、装飾品は世界中で高値で取引されている。非常に勇敢で不屈の戦士でもある。

どぶドワーフ : 別名アガー。ドワーフ族の最下層民で、他のドワーフ族からは縁を切られた存在。生存欲が何にも増して強く、そのためには臆病さも卑屈さも、そして卑怯な行為ですらも美徳とされる。遠い祖先はドワーフとノームの混血であると言われる。その多くは汚い場所に群れをなして暮らしている。

ケンダー : 小柄で身軽、そして器用な種族。恐れを知らず、好奇心旺盛で、ちゃめっけもあるが、手癖が悪い。(他人の物でも興味さえあれば)何でも勝手に“借りて”しまう習性がある。よってケンダー族を見た者の通常の反応は、扉に鍵をかけ、ポケットの中身を確認するといったものとなる。独立心が強く、放浪癖もある。

ゴブリン : 邪悪で小柄な、醜い顔をした人間型生物。寿命は50年。他の人間型生物を憎む。臆病だが殺しを好み、集団になると残忍性を発揮する。腐肉、ネズミ、蛇から人間までを食す。洞窟や湿った地下住居に住み、住処は不潔で悪臭を放つ。ホブゴブリンはより獰猛な、軍隊社会を形成する別の種族である。

ドラコニアン : ドラゴン軍の主力を形成する、謎の邪悪な種族。別名、ドラゴン人、またはドラコ。背中からは皮の翼が生え、爬虫類的なしっぽを持ち、全身を爬虫類の鱗が覆っている。大きな手足にはかぎ爪があり、人間のように直立して歩行する。死ぬと、石化する種、骨が爆発する種、死体が酸の海となる種などがある。魔術の使い手もいる。


※この巻の内容は2巻目で。

2004年11月19日(金)
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