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 The Seeing Stone (The Spiderwick Chronicles,2)/Tony DiTerlizzi & Holly Black

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よりエキサイティングでちょっと恐くなった、「Spiderwick Chronicles」シリーズの第2弾。前作『The Field Guide』で暗示された不思議な妖精の世界が、グレイス家の子どもたちの前にあざやかに立ち現れる。

ジャードはシンブルタック(“鉛筆くらいの大きさ”のつなぎを着た茶色い妖精)と、とりあえず和解はするが、高大叔父の謎めいた学術書「Arthur Spiderwick's Field Guide to the Fantastical World Around You」(アーサー・スパイダウィック 身近な空想世界図鑑)を破棄してくれというシンブルタックの願いは、あえて無視する。シンブルタックは「私の忠告にもかかわらずその本を持っていたら、いずれ報いがある」と警告する。かくして妖精は、空気に「恐ろしい匂い」をかぎつけ、サイモンの新しいネコが消えたことも意味を持ちはじめる。もし「IN WHICH Mallory Finally Gets to Put Her Rapier to Good Use」(いよいよマロリーが剣を有効に使いはじめる)の章で、子どもみたいにドキドキしなかったとしても、後半で多くの妖精が登場するまで読み進んでみてほしい。(「本を閉じないで! これからおもしろくなるんだから!」)

3人は事態を、どうにか母親に悟られないようにしながら、この奇妙で(かつ危険な)新しい世界のルールを学んでいく。前作同様の早い展開のなかで、一体どんなトラブルに巻き込まれていくのだろうかと、私たちの想像力を刺激する。次の第3弾は『Lucinda's Secret』だ。ルシンダの秘密とはなにか…すぐにでも読んでみたい。(Paul Hughes, Amazon.com)


ブラウニー(またはボガート)という種類の妖精シンブルタックが出てきて、ジャードに警告をするのだが、それを無視したために、サイモンがゴブリンにさらわれてしまった。

全部挿絵があるんだけれど、ゴブリンて蛙みたいで全然イメージが違う。「ハリポタ」のグリンゴッツ銀行のゴブリンとか、「指輪」のゴブリンとか、見かけは不気味だけど、形は人間っぽいのに、ここに出てくるのは猫のような耳をした蛙。このあと、他にどんなのが出てくるんだろう。

しかし、さらっと読めて、それなりに面白いのだけれど、期待したほどではなかった。読み終えていろいろ疑問が出てきた。例えば、普通の人間は妖精が見えないのだが、なんだか変な単眼鏡をかけると見えるようになる。だとしたら、なぜシンブルタックは見えるんだろう?とまずそこから疑問。その後、ゴブリンの仲間のホブゴブリンに会い、そのつばを目につけると、単眼鏡がなくても見えるようになる。ふうーん、という感じ。

この巻には、ブラウニー、ゴブリン、ホブゴブリン、グリフィン、トロル、小妖精(スプライト?)などが出てくるが、小妖精はなぜ出てきたのかな???
それと最後に動物好きのサイモンが、ゴブリンにいじめられていたグリフィンを助け出して、家に連れてきちゃうというのがすごい。いくら動物好きでもさ・・・・。

やっぱりこれは1冊が短かすぎる。1冊で1章分くらいの話だ。結局、高大叔父さんのアーサー・スパイダーウィックについても何も書かれていないし、その兄のセオドア・スパイダーウィックが子供の頃(10歳)に失踪した事件もうやむやだ。私としては、妖精とか化け物もいいが、そちらのほうをもっと詳しく知りたかった。3巻目の『Lucinda's Secret』には、そういったことが書かれているのかしらね?と、また期待するが、過剰な期待は持たないほうがいいだろう。


2003年10月27日(月)
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