空色の明日
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2001年08月24日(金) ルーツ

また髪を切る。
夏はやっぱりショートが気持ちいい。
(ホントは夏長く、冬短いほうが服とのバランスはいいらしいが)

例によって何もいわずにまかせる。
「いやー、何も希望を言わなくてすいませんねー」
「いわれてもあんまり聞いてないしね(笑)」
「うん、だから言わない」
なんて会話をしながら今回もカットだけでフワフワの楽チンスタイル。
私はセットとかブローとかそういう面倒なことが苦手。
だからそんなことをしなくていいようなスタイルにいつもしてくれる。

今日は車で美容室に行った。
途中に母方のおじいさんのお墓があって、ちょうど時間もあるし
お墓参りに行くことにする。

途中で花を買い、お線香がなかなか売ってなかったので
しかたがないからお香を買う。

実はそのお墓にいるおじいさんはもう私のおじいさんではない。
つまりおじいさんとおばあさんは離婚していたのだ。
だけどそのおじいさんは造り酒屋の長男だったり、私の勤めてた
会社の創設者をすごく尊敬していたりとなにかと私の人生に
関わってきている。
だからなんとなくお墓に足が向いてしまうので、ここ数年なんとなく
お墓参りしているのだ。しかもいつも突然。
会った記憶のない人に会いに行くのはなんか変な感じだけど
なんとなくこういういろんなつながりが「ご先祖」的で
今日も行ってしまった。

この頃ちょっとイヤなことがあって、かなりヘコんでたからか
お墓の掃除をしてお香をつけたらなんとなく涙が出てきた。
だいたい普段から私はなかなか泣かないヤツなのだ。
なんで私は会った覚えもない人の前で泣いてるんだろうと
ちょっと気持ち悪くなったけどお墓っていうのはそういう所かもしれない。

今はイヤな気持ちだけどでもそれでも私は生まれてよかったと思う。
だから、おじいさんがまだ生まれて間もない私の母をちゃんと
満州からつれて帰ってくれて感謝してるよ、とお墓に話した。

ルーツというのはあると思う。
私のおじいさんやおばあさんが何気なく通りすぎていった場所を
私は追いかけるように30年生きてきた。
それは学校だったり会社だったり、とにかくその人たちが関わった
こと全てにおいて「そういえば」とつながってくることが
偶然だけれどとても多い。
例えば私が今暮らしてる大阪市は、私の父が生まれた場所で
本籍地でもある。
それから転々とした父のそのまた子供の私がまたこの地に暮らしている。
つまり途中で神戸とかあちこちいったけど私は結局この大阪に
戻ってきたことになる。
途中祖母の生まれ育った姫路の学校に通ってみたり、祖父が好きで通った
宝塚で仕事をしてみたり。
そんなことを繋げて考えると血って濃いと思う。

そして私はこれからどうなっていくのか。
それは血が知ってるかもしれない。


安藤みかげ