空色の明日
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2001年08月25日(土) 美味い店

神戸に行くと必ず三ノ宮と元町の間にある「丸萬」という
中華食堂に行く。
ここは子供の頃からよく母に連れて来られていたところで
言ってみれば親子2代で贔屓にしているお店。

中華料理店と言えないのはメインがラーメンとか焼きそばで
唐揚げとか海老天ぷらとかもあるんだけど圧倒的にみんな
麺類をオーダーするからです。
ここのラーメンはスープが透き通っていてものすごくあっさり
している塩味。
麺は細くて平たい。
どんなに体調が悪くても食べれるくらいほんとうにあっさりの
台湾風なかんじ。
神戸でラーメンというと半分以上はこういうタイプ。
汁そばというほうが正しいかもしれない。まさに中国味。
なかでもこの店のラーメンと焼きそばは全てのバランスがよい。
お客のほとんどはこのどちらかをオーダーする。

でもこのお店、ほとんどガイドブックに載っていない。
というか若いお客さんがまず、いない。
9割はおじさんかおばさん。
あとは私のような親と一緒に来ていた世代。
取材拒否してるかどうかはわからないけど、本に載らなくても
昼は必ず満員で、それ以外の時間も小腹が空いた人たちで
常にお店にはお客が3〜4組はいる。

神戸は大阪よりもおいしいお店の激戦区だ。
みんな舌が肥えているので不味くては続かない。
(そう、お金持ちが多いのでみなさんグルメでいらっしゃる)
この小汚い中華食堂にもさっき大丸でお買い物なさった
マダムなんかがやってきてラーメンをすすっていらっしゃる。
かの鳳蘭さんも神戸に帰るとかならずこの店に寄ると言う。

そこでふと気付く。
グルメ本がたくさんでているけどその中に本当に美味しい店が
どのくらいの割合で載っているか・・・。
よく考えれば行列のできる店が美味しいとも限らない。
とくに若い子が並んでる店はあまり期待できない。
となると、やっぱりおじさんやおばさんがどんどんと
吸いこまれるように入っていく店は美味しいんじゃないか?
この丸萬のように、中途半端な時間でもつい入ってしまうような
お店はやっぱりその味が食べたくて来る人がいるから
昼と夜の間の時間も開けてるわけだよね。

そんなことを考えながら大勢のおじさん&おばさんに
囲まれてさっきカットして見事にセットされたピカピカの頭で
ワンタン麺をすすっていた安藤であった・・・。

ちなみに弟クロちゃんはここでラーメンを食べてたら隣にいた
知らない叔父さんに「ここではやっぱり焼きそば食べなあかんぞ。
ワシはいっつもこれとビールや!」とビールを1杯ご馳走になったらしい。


っとここまで書き終えたところで今地震がありました。
さすがの私も久しぶりにちょっとびびりました。
震度4だそうですが、ここは3階なのでもうちょっと揺れました。
こいつにだけはさすがに慣れません。


安藤みかげ