空色の明日
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2001年06月23日(土) 贅沢の国

やっと雨が続いてますが今年の梅雨は雨が少ないですね。
おそらく夏に水不足になるんでしょうね。

大阪や神戸は琵琶湖という日本最大の湖を水源としているので
私が生まれてからこれまで水不足による断水ってものを
経験した事がありませんでした。

だから震災で水道が3ヶ月ストップした時には本当に参りました。
といっても私は通勤ラインがストップしてしまったため
震災1週間後から大阪に仮住まいしてたんですが・・・・。

とにかくその1週間でもすっかり参ってしまいました。
トイレはもちろんお風呂にも入れない。
今までジャンジャン平気で水を使っていたのに突然1滴の水も
蛇口から出なくなるということは本当に恐怖です。

顔を洗うのも歯を磨くのも蛇口をひねってジャージャー流しながら
だったのがコップ一杯の水をこぼさないようにしながら
1滴も無駄にすることなく使うわけです。
なくなって初めて大切さをしるとはこういうことです。

幸運にも父の職場は同じ神戸市でも端の方の水の出る地域だったので
洗濯や水汲みには助かりました。
それでもタンクの水でお皿を洗ったり体を拭いたり、それは井戸水で
生活をしていた時代と同じです。
まさかこの歳でその生活を味わう事になろうとは夢にも思いませんでした。

そして大阪に初めて出てきた日の夜、お風呂で私は蛇口をひねる事が
出来ませんでした。
そう、一杯の洗面器のお湯で全てを行おうとするのです。
ジャージャー流す事に罪悪感を感じるのです。
今まで平気でやっていた事がたった1週間の生活でそんなふうに
価値観を変化させるものなのです。
無駄遣いしても「お金を払えばいいんでしょ?」って思ってた自分が
恥ずかしくてしかたなかったのです。

でものど元過ぎればなんとかで今ではまた元に戻ってしまいました。
贅沢というのは雪崩のごとくです。
水に限らず水道もガスもみんなジャンジャン使いまくる日本。
一度身についた贅沢を引き戻すのは不可能に近い・・・・。


安藤みかげ