空色の明日
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両親が秋田への旅行から帰ってきた。
私もおととし行ったんだけどすっかり東北の魅力にとりつかれて しまったらしい。
秋田に角館という小さな街がある。 この10年ほどですっかり観光名所のひとつになってしまったが たくさんの武家屋敷が町並みとして残っていて、しかも未だに そこには人が暮らしている。 だからそれぞれの武家屋敷はみんな「○○家」と呼ばれご先祖の 残した屋敷を維持しつづけている。
小学校の同級生に石黒さんという人がいる。 (あえて今日は実名で書きます。) 弟同士も同級生だったので親同士も結構仲が良かったんだけど 彼女のお父さんはこの角館の出身。 もちろんお家は『国の重要伝統的建造物』の武家屋敷「石黒家」。
神戸でずっとサラリーマンをなさってたのですが上の代が亡くなられて 急遽この武家屋敷を継がなくてはならなくなった。
それでマンション暮らしからいきなり『国の重要伝統的建造物』暮らしに。 この「石黒家」は角館の武家屋敷でも最古の建造物。 維持するだけでも大変なことです。 おまけに場所は秋田。 今まで暖かい関西で生まれ育った子供たちはいきなり東北のしかも 地域最古の木造家屋で暮らさなくてはならない。 はっきりいって過酷!!!!!!
しかも住んでるのに見学もさせてるもんだから盆も正月も関係なし。 観光バスで団体で乗りつけてくるもんだから年中落ち着かない。 「ある意味コンビニと同じだね(笑)」と肩を叩き合って笑う。
それにしても未だに人が住んでいるだけに家に生気があって 観光用になってしまった家とは違って町中がとてもあったかく 趣き深い、いい町です。 春は桜が、秋は紅葉が、冬は黒塀に雪が映えてとても綺麗だそうです。 秋田に行くことがあったら是非寄ってみてください。
あ、そうそう石黒さんは観光協会で地域の観光案内をしています。 予約すれば町の歴史や武家屋敷のしくみを丁寧に説明してくれます。 でも、なぜか関西なまりですけど・・・・(笑)
安藤みかげ
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