椰子の実日記【JOYWOW】
2005年04月18日(月)
スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』
スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』鑑賞。 記念すべきスーパー歌舞伎第一作を、猿之助 抜きの留守を守る門下生一同で19年ぶりに 再演するものである。
企画について本を書く上で、大いに参考になった。 つまり、自分が猿之助として、客席にいて、今日の この芝居を観た時、次どうするか、という視点で 考えたのである。
スーパー歌舞伎は、現在、岐路に立っていると 言わざるを得ない。
斬新性、実験、古典の現代解釈というのであれば、 平成中村座や18代目勘三郎に行けばいい、という のが、この1年で歌舞伎界の新しい定番になっている。 むしろ、現在の、猿之助抜きのスーパー歌舞伎は 「スーパー歌舞伎」という型に囚われてしまって いる気がする。
七之助、海老蔵のような「ワル」の空気こそが 役者の魅力なのだが、みな、「猿之助先生門下の 優等生一座」になってしまっているのではないか。
そもそもスーパー歌舞伎とは何か。
体育会系の痛快娯楽エンタティメント
として『新・三国志』シリーズが完成している。 観客、平成中村座を知っている。目が肥えている。
猿之助のオーラが使えない。
以上の条件の下、ぼくならいかなる企画をするか。
やはり新作、しかないと思う。
当然猿之助のことだから、ぼくが思いつくくらいの 問題点と課題は気づいているはずで、既に手は打ってある はずだが。
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