椰子の実日記【JOYWOW】
2005年03月18日(金)
音訳に初挑戦したものの・・・
張り切って大森西図書館へ行き、『リーダーこれだけ 心得帖』を録音し始めた。この仕事、音訳、という。 音訳は専門的なスキルであって、レベルに応じたレッスン も積み重ねなければならないらしい。知らなんだ。
いざ録音を始めて、さまざまな決まりの中で音訳する ことの難しさにぶつかった。 充分下読みを重ねて準備して臨んだ。 中身は自分で書き、何度もセミナーで話していること なので、腹に入っている。ところが、難しいのである。
たとえば、「0」は「ゼロ」ではなく「レイ」と読む。 〒のハイフンは「の」と読み替えるが、電話番号や 住所内のハイフンは無視してベタ読みする。 「7」を「シチ」とするか「ナナ」とするか。 一旦決めたら「27」の時にもそれに統一しなければ ならない。これは「私」を「ワタクシ」とするのか 「ワタシ」にするのか、も同様である。一度決めたら、 最後まで通さなければならない。
また、『リーダーこれだけ心得帖』にはイラストと 4コママンガがある。これも簡潔に解説し、耳で理解 してもらえるようにしなければならない。
ふうふう言って1/5まで録音した。
終って、館長さんや担当のかたと話しながら、
「自分は正しいことをしていないのではないか」
という思いがつのってきた。
「自分がやりたい」ことと、「リスナーが満足する 品質を提供できる」こととは、別なのだ。
一晩、熟考したのち、自分は間違っているという結論に 達した。
図書館に電話し、理由を述べ、平謝りして、著者による 今回の音訳を白紙に戻していただく依頼をした。 先方も理解して了解くださったのだが、いやはや、大変な ご迷惑をおかけしたと忸怩たる思いだ。
関係の皆さんには本当に申し訳なく思っています。
今年の大失敗の一つだ。
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