SS‐DIARY

2011年03月18日(金) (SS)マシュマロ2


何が楽しいのかわからないけれど、進藤は時々ふいにぼくの顔を両手で挟み込むと、むにむにと頬を揉み、それからそっと口づけたりする。

ついばむように頬に触れて、それから瞼や鼻先や額にももれなくキスの雨を降らせ、それからにっこりと笑ってぼくを解放する。

顔全体が笑みこぼれるような、そんな彼の顔を見つめつつ、何がそんなに嬉しいのかと思うけれど、彼にそうされるのは嫌いでは無いので、今日もまたされるままになるのだった。


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