「おまえもさー、たまにはもうちょっと色っぽい仕草でおれのこと誘ったりすればいいのに」


いつも素っ気なく、抱き合った後でもすぐに背中を向けてしまう塔矢に、照れているだけだとわかっていても寂しくてつい愚痴ってしまった。


「でないとおれ、どこかのカワイコちゃんに気持ち移っちゃうかもしれないぜ？」


その瞬間、すごい勢いで振り返った塔矢に思わず殴られるのかと身構えたおれは、その後思いがけず、今まで見たことも無い色っぽい表情としぐさで塔矢に誘惑されて、思わず鼻血を吹きそうになりました。

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４４４４４番を踏んでくださったＲＩＯさんキリリク「誘惑」の四つ目。

「ぼくだってやる時にはやるんだよ」と余裕の笑みで言われそうです（笑）