| 2004年12月23日(木) |
(SS)するわけにもいかないし |
したい時としたくない時がある。 そう言ったら、じゃあどんな時がしたいんだと言われて少し考えた。
「どんな時にしたいのかなんてそんなのわからないけど」
キミの前で襟元を緩めたらそれは間違いなく、そういう気分になっている時だよと教えてやった。
だからそれ以外の時は迫ってくるなと牽制したつもりだったのだけれど。
天元戦五番勝負、第三局目。 お互いに一勝ずつのこの対局で、ぼくは緊張していたらしい、途中、息苦しくなってネクタイを緩めた。
対局中に滅多にしないことではあるがそれだけ白熱した勝負だったのだ。
対戦相手は進藤。
しまったと思い慌てて顔を上げた時、碁盤の向こうの進藤は心底驚いた顔をして、それからいきなり耳まで赤くなったのだった。
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うらぷちえろに書いたSS。こっちでも平気かなと思って載せてみました。
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