短期集中連載 ギンサン小咄3
2004年08月10日(火)
こんにちは、近所で瀕死のセミに低空飛行で追い掛けられては逃げまどう毎日を送っているガブです。 夜闇に紛れて飛んでくるのは勘弁してくれ。本気で心臓に悪い。
TOP絵と小咄更新です。7月TOP絵はアヒルコーナーに格納。 それから先日上げた「愛しき君を〜」の誤字、変換ミスをちこっと直してみたり…。メリッサさんいつも校正ありがとう。そしてシラスさん、ごめんなさいm(__;)m。
あの話のサンジ、言われるまでもなく「ユルいよサンジ、ユルすぎ!」とは思ってましたが、やはり言われてしまいました。なんかこう、もーちょっと抵抗してみようか、サンジたん…。 そして以前「あんたロリ好きだよね」と友人に言われ、「えっ、俺っちのサンジってロリ入ってる??マジで??」と別の友人に聞いた所、「自覚なかったんだ…」と言われてしまいましたよ。いや、実はもしかしたらちょっとそうかもしれないと思っていたことはいたのですが。 たまにはめっちゃガード固くて、隙の無いサンジとか書いてみますかね。…相手は誰だ?
はーい、そして昨日のギンサン小咄の続きー。 日記にしては長いです。そして…挿入してるけど…いいのかな…。 -------------------------------------------------------------------------------
白い胸に手の平を這わせると、乱れた髪の合間から勝ち気な目で睨み付けてくる。 「ゾクゾクするな、その目」 ギンがニヤリと笑って言う。あの日、サンジを本気で殺そうとした鬼人の目だ。青い瞳が本能的に怯えた様に揺れる。 「散々忠告したろ。今更そんな顔したってもう遅ェよ、サンジさん」 舌でねっとりと首筋をねぶると、肌を粟立ててぎゅっと目を瞑る。 「―――男、知ってんのかい?」 「なわきゃ……ねーだろ」 上ずった声を必死で抑えて、まだ強情を張る。 「処女か―――初物は面倒だから苦手なんだが……まああんたなら、それもいい」 「お前は…っ…慣れてるっぽいな」 「まあな、それなりに歳も食ってりゃ色々ある」 そんなギンの言葉に、傷付いた様な顔をする。 全く、なんだってそんな顔をするんだと、またも腹立たしい思いにかられる。情が深すぎるのも考えものだ。 苛立ちに任せて白い肌を蹂躙する。しっとりと吸い付くような肌と、返す反応の良さは、ともすれば我を忘れてのめり込みそうになるほどで、ギンは心の中で舌打ちをする。
大きく足を開かされた屈辱的なポーズに、サンジが真っ赤になって唇を噛んでいる。 半勃ちのペニスには触れず、その後ろを指で探る。 「やだっ…そんなとこっ…触るなっっ…」 まだ固い蕾は、触れただけで新鮮な程に過敏な反応を示す。焦らずにじっくりと慣らしてやれば、やがて物欲しそうにヒク付きはじめる。 「ひ…っっ!!」 サンジの奥をゆっくりと探る。驚く程狭い内部は、えらく具合が良さそうだ。慣れた様子でツボを探り当てると、柔らかくそこを刺激する。 「ひ…あ、あ…っっ」 驚く程に大きな反応を返すサンジに、ギンはいやらしく笑う。 「へえ、最初からここで感じるんだな、あんた」 「や、やだ…そこ…やだっ…」 その部分ばかりをずっと刺激しながら、色付いた胸の飾りに指と舌で愛撫を加える。生き物の様に蠢いて、的確にサンジを追い上げて行くギンの指に、サンジは確実に上り詰めて行く。 「ひっ…あっあっあっ…あぁ―――っっっ!!」 サンジの身体が大きく仰け反った。汗と涙で顔がぐしょぐしょになっている。両腕にギリギリと力が入って、縛られた手首から上が血の気が失せて白くなっている。一度も触れていないはずのペニスは今にもはち切れそうになって、先端をトロトロに濡らしていた。 嵐の様に激しい絶頂感に、声も出せずに派手に見悶えるサンジを、ギンはさらに冷静に、残酷に追い詰める。 「すげぇな、サンジさん、あんた綺麗な顔してこんないやらしい身体だったんだな」 ギンが、わざと貶めるような言葉でサンジに語りかける。 しかし、終わらない絶頂に目を見開いて、ビクビクと身体を震わせ続けるサンジには、それすらも耳に入っていないらしい。口の端に一筋唾液が伝っている。 そろそろ体力的にも精神的にも限界だろうと、ギンはようやくサンジの身体から指を引き抜く。 「ひっ…あ…あぁ…」 放心したように身体を震わせているサンジの頬をペチペチと叩くと、ようやく焦点の合った目が、ギンを捕らえた。しゃくり上げるような息を吐きながら震えているサンジの髪に指を滑らせて、ギンが甘いと言ってもいい声で囁く。 「わかるかい、サンジさん、あんた後ろだけでイったんだぜ」 つ、とサンジのペニスから腹にまで滴り落ちた透明な体液を指ですくい取り、味見するようにペロっと舐めて、ギンは酷薄な目で笑った。
「ギ…ン……」 まだ掠れた声で名前を呼びながら見上げてくる涙に濡れた目に、ギンは舌打ちをして目を反らした。 まっだぐったりとしたサンジをうつ伏せにひっくり返す。拘束された手が絞られて辛そうだったが構わなかった。 サンジの腰を高く持ち上げて、その部分に己のペニスを捩じ込んだ。 「ひぃ…っっ…!!」 サンジは金色の髪を振り乱して衝撃に耐えている。引き絞られるように締め付けられて、ギンは思わず呻いた。 「―――ああ、スゲェな……まいった、名器だよあんた。いい身体だ」 ゆっくりと突き上げると、その度身体を揺らして、白い背中がうねる様がひどくいやらしい。 サンジのどちらかというとストイックな、清冽な美しさを愛していた。しかし、その奥にある隠された彼の淫蕩を始めて暴いたのが自分である事に、ギンは暗い満足感を覚えていた。胸の奥の方で疼く罪悪感には目を瞑る。 「ギン…っ…ギンっ」 こちらを振り返ろうともがくサンジの頭を枕に押し付ける。片手に納まる程に小さな頭に、いっそここで捻り殺してやろうかなどと不穏な事をギンは思う。 それでもまだ必死に顔を上げようとするサンジが叫んだ。 「正面から…っっ、ちゃんと俺の顔見て抱けよ!そんでこの腕もほどけ!お前を抱き返せない」 ――――なんて恐ろしい事を言うんだ、あんた。 思わず彼を押さえ付けている手から力が抜けた。 「お前のする事全部見届けてやる。だから正面から抱けよっ、この卑怯ものっ」 サンジの血を吐くような叫びに、ギンの頭に一気に血が昇った。引きちぎるように彼の腕を拘束しているネクタイを外し、捩じ込んだまま乱暴に足首を掴んで正面を向かせる。内部の肉が引き攣れて、サンジが悲鳴を上げる。 彼を足を抱え上げ、身体を二つにたたむ様にして、乱暴に奥まで突き上げた。 悲鳴を上げながらも、サンジが必死でギンの首に腕をまわしてその身体を引き寄せる。泣き腫らした目が、睨みつけるようにギンを真直ぐ見上げてくる。 ギンは思わず獣の様なうめき声を上げた。それは多分、恐怖とか、絶望とか、そんな感情に近かった。 汗と涙にまみれて、それでも恐ろしく綺麗な顔に、ギンは貪るように口付けた。
意識を飛ばしてしまったサンジは煙草の香りで目を醒ました。 ゆっくりと首を巡らせて隣を見れば、ギンが銜えタバコでベッドヘッドに寄り掛かっていた。 「気が付いたか…」 目線だけ動かして見下ろしてくるギンの顔からは表情が抜け落ちていて、サンジは少し怯む。 そんな自分が腹立たしくて、意地になったようにジッと見上げていたら、やがてギンがふっと目を反らした。 もそもそと身動きをする。身体のあちこちが痛んで、サンジは顔を顰めて呻いた。 「サンジさ…」 隣でギンが身体を起こす気配がする。 「謝ったら殺す」 即座に言ったサンジに、ギンは苦笑する。 「―――あんた、意地っ張りもたいがいにしないと身を滅ぼすぜ」 「ばーか、お前じゃあるまいし、そんなんじゃねーよ」 「まったく、口が減らねえ人だねえ」 「ナメんな。そんなんじゃねえ―――好きだって言ってんだよ」 長い沈黙の間、サンジはじっと待っていた。 「…サンジさん?」 ようやく口を開いたギンの不思議そうな顔に、サンジは腹の底から呆れてため息を付いた。自分の態度を見ていて、どうしてこの男はそれに気付かないのか。 絶対に手に入らないものと思い込んでいるに違いない。自分ばかりが好きで、自分ばかりが苦しんでいるのだと思っているのだ。 「俺から言わせたな。このツケは一生モンだからな」 困惑したような顔のギンに、サンジはそっと口付ける。 「ほんっと、ヒデェ男だよ、お前は」 唇が触れあうような距離で囁けば、ギンの顔が苦しげに歪んだ。 「言っとくけど、抱かれた事じゃねーぞ」 ギンの首に柔らかく腕をまわして、頬を擦り寄せる。 「お前に触れられて、俺が嫌がる訳が無い」 黙って自分を諦めてしまわないように、この臆病な男に何度でも言い聞かせなければ。俺から逃れられるなんて思ったら大間違いだと思い知らせてやる。俺に焦がれて焦がれて、再び俺に会うために必死になれ。俺に会いたい一念で、奇跡を起こせ。海を割れ。そして、俺達は何度でもこの広い海で再会するのだ。 「―――ギン……ギン」 「…サンジさん」 甘い声で名前を呼んで、しがみつく腕に力を込めれば、ギンが抱き返して来た。 背がたわむほどきつく抱き締められて、その腕の強さに満足して、サンジは目を閉じてうっとりと微笑んだ。
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