彩紀の戯言
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2002年06月24日(月) 泣く。(このタイトルは2回目らしい)

某アトモスフィア(ストリート)ショーがラストを迎えるということで行ってきましたU.S.J.。

終わるショーがあるということは新しいショーが登場するってことだけど
愛着のあるショーが終わってしまい、メンバーとも会えなくなるっていうのは
とてつもなく悲しい。

今回終わってしまったショーは個人的にはそんなにも回数を通ったわけではないので
号泣とまではいかなかったけど・・・それなりにね・・・。泣く。


その前に・・・今回の来阪は名古屋駅から泣かされた。

JRから近鉄に乗り換えて大阪に向かうのが私のルート。
連絡改札?で指定席券を買うんだけど、窓口が一つしか開いてない。
おいおい。土曜の朝(観光曜日でしょ!)なんだから二つ開けてくれよぉ。

おまけに。おまけに・・・・おまけにっ!
一人のおじさんがえんえんと窓口で何かやっている。
まぁ、乗り換えの説明ぐらいなら仕方がないけど、やれ領収書がどうだの
名前を事細かに指定するだの、後ろのお客はイライライライラ・・・。

「上様」でいいじゃないかっ!

私の後ろのおばさんが一番先にキレて構内を通過する券?を要求。
別の窓口へ行くためには駅構内を通らせて貰う必要があるのだ。
まぁ、まぁ、おばさん。そんなに怒らなくても・・・・。と思った私はあまかった。

なにしろ私は3番目に並んでいる。スーパーのレジの如くびみょーな位置。
大人しく待っていれば、時間に間に合うかもしれないじゃん。

実は大阪(鶴橋)まで2時間で行く特急は1時間に1本。
BBショーにあわせていつもより1時間早く出た私。
予定の電車に乗れなかったら、この涙ぐましい努力が水の泡と化す。
おじさんのせいで・・・。いや、駅員さんのせいで。

ホッペを膨らましてみたり、口を尖らせたり。改札の駅員になにげなくアピール。
挙げ句の果てにはBBショーのように腕時計を叩き?「時間がない!」をさらにアピール。
しかし。こんなくさい演技が通じるはずもなく、虚しく時間だけが過ぎていった。

ま、まずい・・・。本当に乗れなくなる・・・・。



ぶちっ。



改札の駅員さんに「向こうの窓口で買いたいので通らせて下さいっ!」
私の言い方がきつかったのかムッとする駅員さん。ちなみに私は見ず知らずの人に
怒鳴ったことなど一度もないし、このときだって温厚に勤めたつもり。

あなたに逆ギレされる覚えはないっ!

客のおじさんが悪いわけではない。
もう一つある窓口を開ける手はずを駅員さんが取ってくれなければいけないはずなのに
何もしてくれなかった方が悪いんだぁぁぁぁぁ。

私は脱兎の如くホームを横切る。
出張で手慣れたサラリーマンのように迷うことなく・・・・。

コチラ側の窓口もそこそこ賑わっていた。迷いはしないが運の悪い私は
あとからホームを横切ってきた男性の後ろに並ぶ羽目になってしまう。
あれ?でも、この人ってば、さっき私の前にいた人じゃん。

かわいそうに・・・・。
2番目にいた人までも時間が無くて買えないと判断することになるなんて。
で、この男性。駅員に文句をちゃんと言ってくれてました。

そしてようやく私の番(ほっ)。が・・・・・・、
普通席の乗車券を持っている私に「その電車はもう満席です。」と、駅員さん。

ぬあにぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃっ!

救いというか虚しいコトバがその後に付け加えられた。
「デラックスシートなら空いていますが・・・・。」

もう、なんでも良いよぉぉぉぉ。泣く。

500円弱?の金額を余分に支払い、なんとか席を確保。
発車が迫っているので走って電車に乗り込む。

・・・・・・車内販売員を廃止した近鉄をこんなに恨んだことは初めて。
6時起きで何も口にしていない私は10時まで飲まず食わずの状態に・・・。泣く。
特急料金を払ってるんだから自販機ぐらい置いてよぉぉぉぉ。


近鉄を降りたら4分後に発車するJRに乗りたい人。←イタイ(通な)名古屋人
その電車なら乗り換え無しでユニバーサルシティ駅まで連れていってくれる。
デラックスシートはJRの連絡口からいちばん遠く、泣きながら走る。

JR鶴橋駅にて10秒で缶コーヒーを購入、車内で喉を潤す。
知る人ぞしる、私は水分過剰要求者。こんなんじゃ足りないよぉ。泣く。

ゲートをくぐって荷物をロッカーに入れたらすでにBBショーの時間。
あぁ、何か飲みたい。でも、ドリンクを持ってショーを見るのは気が引けるので後回し。
テンションの低い朝だけど何とかノリノリで手拍子。

このあと、ついついビールを買ってしまったのは、きっと駅員のせいだ( ̄^ ̄)
11時半・・・・真っ昼間。



おまけ・・・。

「西の魔女が死んだ」 梨木香歩著

前回来阪の際、M嬢から借りた本。
鶴橋からのJRで読み切って返そうと決意。

隣の子供が何度か私の顔をじっと見ているのには気づいていた。
顔に何か付いていたわけではないと思うんだけど・・・・。

ページは残り少ない。これなら電車の中で読み終わるだろう、というのは計算ミスだった。

あのページを読んだ瞬間、本を閉じることに。

子供が私の顔を見ているいないにかかわらず、
公衆の面前で涙を落とす勇気はなかった。

本当に泣いた。

たった2行のコトバで私の目は涙でいっぱいに。
一瞬にして私の両目を洪水にした本は、たぶんこれが初めて。


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