熱い洋楽コネタコラム

2003年11月08日(土) スウェード解散に思う

スウェードが解散した。ちゅうことで、あわてて“日本1のスウェード・ファン”でいらっしゃる山添まりさん(FM802の人気DJ!)にメールし、かける言葉もないながらも、バンドというものの大切さを言ったりとか。ちっとも慰めになってないのだが…。まりさんからの返事では、ほとんど寝てないとか…。おいたわしや。
 しかしまったく他人事などではなく。ふと(今、REMが解散したら?)を考えてゾッとしちまいました。どうするかを考えると(遠く、遠く旅に出るな)などと闇雲ワケ分らない感想しかなくて。まったく思考が止まってしまった。
 バンドというのはやはりバンドだからいいのであり、たとえマイケル・スタイプのソロ!なんてものが出たとしても(ヤツはソロはやらないと言ってるが)それはあくまでもソロ作であり、REMじゃなく、なんとなく気分が乗らないというか、違う!と言いたくなる。バンドはバンドだからいいのだ、何度も言うけど。そのバンドだから出せる空気とか、メンバー間の軋轢とか、仲良しっぷりとか、バンドのコミュニケーションが生み出すサムシングを含めて、わしらはそのバンドの音楽が好きなのだ。だからソロじゃ〜ダメなのだ。絶対に。
 そう思って、たまたまインターFMのチャート番組など聞いておったら、スウェード解散のニュースを伝え、若い(?)DJ2名は「でもボーカルの人がいればそれでいいんじゃない?これからはそれぞれのソロを楽しむってことで〜」などと笑っておしま〜いにしておった。いやま。彼らも別に悪気があるわけじゃなく、そういう朗らかなシメにしたかったのだろうが、しかし音楽を心から愛してる人間なら、そういう発言はできないよな〜〜と思ってしまった。きっとこの人達にとっても、音楽は消費する物であるのだろうな〜と想像できてしまった。
 バンドはバンドだからいい。「REMってまだやってるの〜」とか「REMはビル・ベリーが脱退した時に解散しちゃえばヨカッタんだよ」などと人は好き好き言うが、そういう時に、そのバンドに色んな思いを託して、その、バンドという形体を愛してる人間がいることをちっとは思い浮かべなければならないのだ。わしらは、誰でも。
 しかしバンドは終るのだなぁ〜。絶対に。悲しいけど。23年もしつこくやっててくれて、REMってそれだけで奇跡。ううううっ。
ひとつ前のコラムへ コラムもくじ つぎのコラムへ ひぽこんトップへ 和田にメール