熱い洋楽コネタコラム

2003年11月18日(火) ヤング師匠!

 いやぁ。ニール・ヤング師匠のライブ。素晴らし過ぎましたね。
 チケットを購入した時は(9000円?この貧しき俺から9000円もブン獲るのか、師匠?)と思ったのですが、見終わった今は「素ん晴らしい!1万円払ってもいい!」と思うほど(って、たった千円やんけ〜〜〜!)。本当にステキでした、師匠!(あ、ちなみに、この「師匠」という呼び名は師匠が主催されている「ブリッジベネフィット・コンサート」を、2年前にサンフランシスコに見に行ったときに、一緒に行った能地祐子さんが名付けたものです。もちろんパール・ジャムが舎弟というところにおける師匠です。だから、おいらが師匠と呼ぶのはおかしいのですがぁ〜〜)
 とにかく師匠は今も、今という時代のド真ん中に立ち、真剣に怒り、純粋に涙し、それをグイグイと押す。こんなにも真直ぐにずっと生きていけるってどういうことだ?と思った。そして『グリーンデイル』というアルバムの「価値」が、やっと理解できたように思う。
 やっぱりさ。ライブっていいよね。ライブじゃなきゃダメだよね。CDで聴いていると、『グリーンデイル』はおんなじ曲に聞えちゃって(笑…わざとそうしたらしいけど)物語歌だし、ちょっと????だったけど、ライブでまっすぐに歌われて、やっと分った。師匠は言いたいことが本当に今山盛りで、あふれかえっちゃって、心から怒っていて、悲しんでいて、危機感を抱えていて、それを大声で訴えたいのだなと思った。いや、本当にキマシタ。ザクザクと。泣きました。思い切り。
ありがとう。師匠! 
 ……そしてふと思い出すのは、やっぱりハゲ坊のことで(しつこい!)。ツアーが終っちまって2ヶ月近く、おいらは毎日(あのダブリンの「カントリー・フィードバック」のギター)とか、(ダブリン初日の「ストレンジ・カレンシーズ」のゾクゾクした悲しみ感)とか(ロンドン初日に、思わずハゲ坊自身も拍手しちゃった「エヴリバディ・ハーツ」)とか、(ワルシャワでの「パーマネント・ヴァケイション」の興奮)とか、(サンフランシスコでの「ワン・アイ・ラヴ」の3人だけの親密な感じ)とか、(NYでの「ファインド・ザ・リヴァー」)とか、様々な「生涯忘れられない瞬間」を思い出し、牛のようにモグモグとハンスウしては泣いているわけですわ〜〜。えっ?狂ってる?うん。そうだよ。でもどんなに狂ってる「痛い奴」であったとしても、あの瞬間を知ってるオレはしあわせなんだ。誰よりも。へへっ。
とか言っていたら、能地さんがすばらしいヤング評をHPにアップされている!すごい!さすが!なんでこんなスゴイ人が、私のようなあほ娘と一緒にブリッジに言ってくださったのか?といまさら思う鋭さです。早く読んでね。
http://www.dadooronron.com/

  
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