会社帰り、サウナの中にいるようにじんわりと汗が噴き出してくる。地元では雨上がり。夕暮れの空には低く雲がたれ込め、すきまからサルビアブルーの夕空が覗く。あちこちに猫と蛙が湧く。「ケンタウル、露を降らせ」と口を突いて出るのは銀河鉄道の夜。あれは旧暦の七夕の祭だと思うのだが、本当はどうなんだろう。夕暮れの青い風景の中、からすうりの明かりが川を流れていくのを想像する。