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夢の図書館新館

お天気猫や

-- 2002年09月30日(月) --

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『トランスパーソナル心理学』

わたしたちは、どこから来て、どこへゆくのか?

その問をつきつめてゆくと、 科学と霊性が融合し、 東と西も融合し、 個が全体を変えることが叶う。

わたしたちは、従来の精神医学や心理学で 体系化されてきた影(病)の部分だけでなく、 崇高なほどの光をもあわせもつ存在である。 わたしたちの完成形は、「トランス・パーソナル=超個人」 という状態であり、そのような超個人が増えることによって 社会も変化する。

それは、どのような存在なのか? 超個人となるには、どんな条件や訓練が必要なのか?

この新しい統合的な心理学が生まれ、洗練されたのは、 アメリカの西海岸。60年代のドラッグカルチャーとの関わりも深く、 今でもそれがマイナスイメージとなっているらしい。 本書の2/3は、この学説が生まれ、体系化されるまでの 心理学の流れを、先達を例にあげて紹介している。 第一世代のマズロー、フランクル、アサジョーリを経て、 第二・第三世代のウィルバー、グロフに至る道である。 トランスパーソナルというつながりを意識して 彼らのたどった道を読めたことは、 文字どおり、鼓動が早まる体験だった。

グロフ(著者によると、「チェコの森から出てきたクマさん」のような人)は、 当初、LSDによる臨床やセラピーを行っていたが、 やがて呼吸法によって同じ効果を得る方法を発見する。 本書後半では、グロフの方法による、カリフォルニアでの トランスパーソナル心理学セミナーの詳細な報告も 開示されている。 巻末には日本とトランスパーソナルをめぐる耳の痛い現状も。

人間が部分の寄せ集めではなく、 ましてや意識と無意識だけの存在でもないと、 これまでの経験から思っているという方にとっては、 必読の書といえるだろう。 (マーズ)


『トランスパーソナル心理学』 著者:岡野守也 / 出版社:青土社

2000年09月30日(土) 『ラング世界童話全集』

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