[ 月刊・夢の図書館 ] * 読書特集 & ブックトーク *


☆9月の特集「美しい季節に、美しい本。」

今年は、例年以上にハイ・ペースで本を読んでいます。
たくさん読んだ中で、もっとも美しいと思った本が、
「ひと月の夏」(著者:J・L・カー / 訳:小野寺健 / 出版社:白水Uブックス)でした。
これから、秋が深まるにつれ、山々も紅葉し、美しい季節になります。
美しい季節に似合う、美しい本を集めてみたいと思います。


2002年02月19日(火) 「ひと月の夏」
著者:J・L・カー / 訳:小野寺健 / 出版社:白水Uブックス
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020219
何も起こらなくても、美しく豊かな物語。
イングランドの北部の田舎町。
教会の壁画の修復にやってきた青年のひと夏の物語。


2002年08月30日(金) 「人魚の島で」
著者:シンシア・ライラント / 訳:竹下文子 / 絵: ささめやゆき / 出版社:徳間書店
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020830
せつなさも、よろこびも、時間とともに生きて去るもの。
短いけれど、いちど心に入り込むと
ずっとそこにダイヤ型の印をつけてしまうような本。


2002年05月20日(月) 「異国の花守」
著者:波津彬子 / 出版社:小学館文庫
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020520
年を経る美しさ。
波津彬子さんの、昔ながらの日本の美への深い愛情を感じる。
本来、季節の変化は美しく、瞬間瞬間の、折々の美しさがあるのだ。


2001年08月13日(月) 「妖女サイベルの呼び声」
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20010813
愛と憎しみで織り上げられたきらびやかなタペストリー。
言葉には、言葉だけが持つ、美しい魔法がある。
次々と惜しげもなく、流麗に言葉はつづられ、
言葉を越えた、深い美しさをたたえる世界が眼前に広がる。


2002年01月07日(月) 「フォトジェン」
http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=1551&pg=20020107
エッセンシャル・オイルのような佳作
あっけにとられる不思議と奇妙な運命を絡ませ、
この世界の美しさにめざめさせられ、琴線をゆらして去る、巧みな物語。


「THE GIFT TO BE SIMPLE “シンプルという贈り物”」
写真・著:ビル・コーマン / 発行:フレックス・ファーム
自分の人生を振り返るきっかけ。
アーミッシュの人々の暮らしを切り取った写真集。
美しい写真から伝わってくる、アーミッシュの人々のシンプルで美しい生き方。
http://www.amishphoto.com
↑写真は、ネット上でも見ることができます。

(シィアル)
2002/09/15(Sun)
by お天気猫や
2002年10月16日(水)

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