(1) 前に「7時間睡眠をとらないと、鬱状態になりやすい」ということを書いたことがあるが、最近そのことを実感している。 そのことを知って、しばらくは7時間睡眠を心がけていた。 すると、何ごとにも積極的に取り組めるようになった。 気力は充実し、集中力は増す。 すべては順調にいった。
ところが、その後また寝不足の生活を送るようになった。 そのとたんに鬱状態になってしまった。 まあ鬱と言ってもさほど酷い状態ではない。 しかし、何かヤル気が起きないのだ。 集中して何かをやろうと思っても、つい「こんなことして何になるんだ?」という思いに駆られてしまう。 そうなると楽な方に自分を持っていこうとしてしまい、何ごとも長続きしなくなる。 当然仕事は雑になる、という次第だ。
(2) ぼくの社会に出てからの平均睡眠時間は4〜5時間だが、考えてみるとその間ずっとそういう状態、つまり鬱状態だったようだ。 いつもヤル気が起きず、何をやっても中途半端で終わっていた気がする。 もしその間の平均睡眠時間をあと2時間延ばしていたら、もう少し違った展開になっていたのかもしれない。
(3) そういえば、最初に就職した会社では、睡眠不足を「美」としていたようなところがある。 売上げが伸びないので、トップは早朝会議を繰り返す。 そして夜遅くまで仕事をさせる。 おかげでいつも寝不足だったが、売上げが悪いという負い目があるので文句も言えない。 「きつい」などと言おうものなら、 「きついだと?おまえたちのヤル気が足りんのだろうが。我々が若い頃には、血の小便が出るまで仕事をやったもんだ」と一蹴されたものだ。
今考えると、トップは社員を鬱状態にしていたことになる。 鬱社員ばかりの会社の売上げが伸びるわけはない。 こうやって悪循環が続き、この会社は十数年で潰れたのだった。
|