今日、半年ぶりにデパートに行った。 以前は毎月一度、銀行回りのついでに寄っていたけれど、最近は銀行に行く必要がなくなったので、ついでであるデパートにも行ってなかった。 まあ、デパートに行くといっても、小学生の頃のようにワクワク感があるわけではない。 店内の雰囲気を楽しむこともないし、特にほしい物もない。 特に最近のデパートはおばさんの洋服や小物類がやたら目に付く。 女性客をターゲットにしているのはわかるが、もう少し男性客も楽しめる品揃えをしてもらいたいものだ。
しかし、何で小学生の頃はデパートに行くのが楽しかったのだろう。 確かにオモチャ売場が目当てというのはあったが、それだけが楽しかったわけではない。 例えば、いろいろな乗り物やゲームのある屋上だとか、大食堂のミルクセーキ、お菓子がグルグル回っている地下の食品売場など、楽しいものが目白押しだった。
そういえばあの当時、デパートにしか売ってないジュースがあった。 ジュースといっても自販機のジュースだが、今のように缶や紙パックものではない。 紙コップのヤツだが、現在企業などに置いてある紙コップ式の自販機とはちょっと違っていた。 自販機の上の部分が透明の容器になっていて、真ん中からジュースが噴水のように吹き出していたのだ。 こういう自販機はデパートにしかなかった。 もちろん飲むのが目的だったが、それを見るのも楽しみの一つだった。 ぼくは飽きずに、そのジュースの噴水を見ていたものだ。 で、味はと言うと、決しておいしいものではなかった。 が、当時のバヤリースやプラッシーよりはずっとおいしかった。
とにかく当時のデパートというのは、夢のある世界だったのだ。 特に当時は、イオンのような大型店や、敷地面積の広いホームセンターは存在しなかった。 デパートの他には、ダイエーや丸栄(後のユニード)といった高級感のない量販店や、吹きざらしの商店街があったに過ぎない。 デパートは、そういう庶民的な世界とは次元の違う世界だった。 それゆえに夢のある世界に思え、行くのが楽しかったのだろう。
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