今日は一日中雨が降っていた。 こういう日のウォーキングは憂鬱である。 何よりも傘をさすのが嫌なのだ。 傘をさすために、片方の腕が振れない。 それが嫌な理由の一つである。
この数ヶ月のウォーキングで知ったことだが、仮に背中や肩に痛みを持っていたとしても、腕を振ることでその痛みは軽減される。 その腕が振れないのだから、当然背中や肩の痛みは取れない。 しかも、傘を持つ手に力が入っているものだから、歩き終わったあと、腕が凝ってしまう。 背中・肩・腕のコリ、それに加えてぼくは腰痛持ちだから、ウォーキング後の上半身は痛みだらけである。
傘で思い出したのだが、ぼくは昔からあまり傘をささない人間である。 傘をさすのが下手で、さしてもささなくても、濡れ具合はさほど変わらないのだ。 そのせいだろうか、別に濡れて歩いてもあまり気にならない。
高校3年の頃だったか、通学中に雨が降り出したことがある。 いちおう傘は持っていたのだが、面倒なのでささずに歩いていると、後ろから「おまえはバカか?」という声が聞こえた。 振り返ってみるとオナカ君だった。 常識派のオナカ君のことだから、その時ぼくのことを『変わった奴やのう』と思ったに違いないが、別に変わっているから傘をささないのではなく、単にさすのが面倒だったからささなかっただけの話である。
予備校時代は自転車で通学していたので、もちろん傘はささなかった。 予備校に着くと、いつもビッショリ濡れていたものだ。 東京時代もそう。 駅まで歩いて5分もかからなかったので、さす必要もないと、傘も持ってなかった。 社会に出てからは、さすがに濡れ鼠で仕事をすることは出来ないので、いちおう傘を持って行っていたが、それでもさす機会は少なかった。 その後、車中心の生活に変わってからは、ほとんど傘を持って出かけることはなくなった。
そういう経緯の後に、今また傘を使うようになったわけである。 が、上記のような理由があるので、あまりさしたくない。 今日は傘を持って出たのだが、途中小雨になったので、さっさと傘をたたんだ。 行き交う人は、変な顔をしてぼくを見ていた。 おそらく高校時代のオナカ君のように、「おまえはバカか」と思っていたことだろう。
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