(1) 嫁ブーの腫瘍疑惑で書くのが遅くなったが、木曜日に職安に行った。 三度目の認定日になったわけだが、三度目となると、手続きも簡単になってくる。 たった3分で認定は終わってしまったのだ。 前回は認定に10分以上かかり、さらに就職相談もしなければならなかった。 それを考えると、もう見限られたのかもしれない。
しかし、たった3分のためにわざわざ職安に行ったというのも癪だから、その日は就職情報を閲覧して帰った。 就職状況は相変わらず派遣やアルバイトが中心で、正社員募集は少なかった。 大手企業もなくはないのだが、年齢制限に引っかかった。 まあ、別にそういう会社には行きたくないが。
(2) 閲覧した中に、14年前に面接を受けた企業の募集があった。 何年か前に新聞の求人欄にも載っていたが、そこはいつも人材不足なのだろう。 というより、居着かないのか。 あの時ぼくを面接をしたのは社長の母親だった。 おそらくその母親が経営や人事に口を出しているのだろう。 若い頃に、三鬼陽之助の本を読んでいたことがあるのだが、そこに「女性がしゃしゃり出てくるような会社(男が経営する会社)は危ない」といったことが書かれていた。 人が居着かないのもうなずける。
(3) それに関連した話がある。 ある会社のある店でのことだが、その店の店長の嫁(社員でも何でもない)がしょっちゅう店に顔を出して、いろんなことに口出しするのだそうだ。 それを会社は美徳として受けとめているらしく、社内報に「店長の奥さんの活躍で売り上げが伸びた」と紹介してしていたらしい。 その店長はどう思っているのかは知らないが、嫁はいいことでもやっていると思っているのだろう。 しかし、それだと店の統制は取れない。 きっと部下連中は嫁に反感を持っているはずだし、その店長に対しても『嫁コン』などとあだ名していることだろう。
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