先々週だったが、象の夢を見た。 友人宅から帰る途中、歩道を歩いていると、象が2頭、車道を全力で走ってきた。 そして、ぼくの横を駆け抜けていった。 その2頭の象はアフリカ象だった。 別に襲われはしなかったのだが、空恐ろしくなった。 そしてその気持ちのまま、目が覚めたのだった。
象を夢見るなんて初めてのことなので、これは何かあると思い、さっそく夢占いで調べてみた。 だが、大した意味はなかった。 自分が襲われない限り、悪い暗示ではないというのだ。 しいて言うなら、疲れているとのことだったが、ウォーキング以外は、さして疲れるようなことはしてない。 そこで、「大したことはない」と自分に言い聞かせておいた。
今朝のこと。 夢の中で誰かに向かって「頭が痛い」と言った。 その瞬間、場面が変わった。 横には嫁ブーがいた。 買い物に行く途中だったと思う。 横断歩道で信号待ちをしていると、またしてもアフリカ象が2頭走ってきた。 すると今度は逆方向から大きなヘビが出てきた。 二者は横断歩道でかち合ってしまった。 それから、象とヘビのにらみ合いが始まった。 ヘビが頭を持ち上げると、象はヘビを踏みつぶそうと足を上げる。 するとヘビは、頭を引っ込める。 そのやり取りが何度か続くうちに、信号が青になった。 ぼくと嫁ブーは、象とヘビの争いを横目で見ながら、横断歩道を渡った。 そこで目が覚めた。
目が覚めてみると、夢の通りで頭が痛かった。 ということは、象と頭痛に何か関係があるのだろうか? いや、それはないだろう。 前回は、別に頭は痛くなかったのだから。 …などと、いろいろ考えているうちに、何十年も忘れていたことを思い出した。
ぼくが保育園に通っていた頃だったと思うが、えらくアフリカ象を恐れていた時期がある。 おそらくテレビか何かで、「アフリカ象は凶暴」と言っていたのを聞いて、恐くなったのだと思う。 寝る時に、いつもアフリカ象がアフリカから走ってくるような気がして眠れなかったものだった。 「アフリカ象は恐くない」と自分に言い聞かせていたが、それでその妄想が消えることはなかった。 結局その妄想は小学校に上がるまで続いていたのだった。
もしかして、今頃その妄想が復活したのだろうか? だが、今は別にアフリカ象は恐くない。 さすがにダッシュでそばを走られたら恐く感じるだろうが、それは大型のトラックが猛スピードで横を走り抜けるのと同じ恐怖である。 では、そのアフリカ象は何を意味しているのだろうか? やはり疲れだろうか? もしそうであるとしたら、今の生活のいったい何が疲れを作っているのだろうか? まさか読書ではないだろう。
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