7月16日にぼくは会社を辞めたのだが、有給休暇を利用したので、会社には6月1日から行ってない。 ということで、実質的には6月1日で会社を辞めたことになる。 それ以来家にいるわけだ。
しかし、家にいる、つまり失業中だからと言って、気分がめいったり、焦ったりという暗い生活を送ってはいない。 そうならないために、あることを続けているからだ。 それは何かというと、「魔法の言葉」を唱えることである。
6月1日、会社に行かなくなった初日に、ぼくは本屋に行ったのだが、その時ある本を見つけた。 それは『ツキを呼ぶ「魔法の言葉」』 という本だった。 読んでみると、ある魔法の言葉を唱えると、人生がガラリと変わるといったことが書いてある。 その言葉とは、「ありがとう」「感謝します」「ツイてる」である。 これを口癖になるくらい口にしろということだった。
さっそくそれを買って帰ったのだが、それを読んでいて、ふと「そういえば、昔そういう言葉を口にしていたことがある」ということを思い出した。 それは「大丈夫」という言葉だった。 この言葉は、人に教えてもらったものではない。 20年近く前に、ひどく落ち込んでいた時期があったのだが、その時自分の腹の底から沸いてきた言葉である。 それでその言葉に力があると感じたぼくは、例の延命十句観音経とセットでずっとその言葉を唱え続けた。 そのおかげで、無事に落ち込みから脱出できたのだった。
それから何年か後のこと。 たまたま見ていたテレビショッピングで、面白いものを紹介していた。 それは『大丈夫石』というものだった。 最初は何気なく見ていたのだが、「大丈夫」という言葉に触れたとたん、つい引きこまれるように見てしまった。 その説明では「嫌なことがあった時や、落ち込みそうになった時に、この石を握れば効果がある」というようなことを言っていた。
それを聞いて、ぼくは「なるほど商売にすると、こうなるわけか」と思ったものだ。 元々「大丈夫」という言葉には、すごいパワーが秘められているわけだから、石は必要ないのである。 しかし、言葉は商品に出来ない。 ということで、その企業は石を利用したのだろう。
さて、話は戻るが、その『魔法の言葉』という本を読んで、ぼくは「これらの言葉に『大丈夫』を付け加えたら、万能の魔法の言葉になる」と直感したのだ。 それ以来、ずっと『大丈夫』と付け加えた『魔法の言葉』を唱えているわけだ。
特に嫌なことをイメージしそうになった時に、この言葉を口にすると、イメージは『大丈夫』の方向に引きずり込まれ、嫌なイメージを回避できる。 それが積もり積もっていくと、毎日が楽しくなってきて、将来に対する不安はまったくなくなったのだ。
そういう心の形が、いい運を呼び込みつつある。 どんな運かと問われると、ちょっと返答に困る。 なぜなら、具体的な内容がまだわかってないからである。 今言えることは、長年追い続けてきた夢が、手の届くところまでやってきているということだけだ。 が、このブログをずっと読んでくれている方には、それだけで何のことかおわかりいただけると思う。 ということで、その夢が実現すれば、当然収入もあるわけだから、車を手に入れることが出来るというわけだ。
まあ、そんな七面倒くさい言葉を唱えずに、ただ単に「車が手に入りました。感謝します」と唱えるだけでもいい。 だが、ぼくの場合、夢の実現のほうに重きを置いているから、こういう七面倒くさいと思われる『魔法の言葉』を唱えているわけである。
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